陽気なミュージカル映画として人気のディズニー作品、【ミラベルと魔法だらけの家】。
エンカントの街でカシータと呼ばれる魔法の家で暮らすマドリガル家は、おばあちゃんのギフトとして魔法の力を持つ一族。
おばあちゃんのアルマをリーダーとする仲良し家族のように見えるけれど、実は主人公のミラベルだけはなぜか魔法が使えません。
貰えるはずのギフトがミラベルにはなく、なぜ魔法使えないのでしょうか?
【ミラベルと魔法だらけの家】ではその疑問の答えは明確に説明されていないので、誰もが気になっているところなんですよね。
そこで、おばあちゃんのアルマとミラベルの関係性やカシータの再生とミラベルの役割を分析し、ギフトを貰えなかった理由・なぜ魔法使えないのかを徹底考察!
また、おばあちゃんのギフトについて考察の声も調査しましたのでご紹介します!
Contents
【ミラベルと魔法だらけの家】ミラベルはなぜおばあちゃんのギフト(魔法)を貰えなかったのか徹底考察!
「ミラベルと魔法だらけの家」TOHOシネマズ錦糸町で。
日本語版鑑賞。特別な力を持つ一家でひとりだけギフトのない女の子。特別な力がなくてもヒロインにできることはある。3世代の大家族だけに、キャラ紹介や彼らの告白も歌になると、逆に分かりづらいかな。中尾ミエのおばあちゃんが出色でした。 pic.twitter.com/QlvlZx3Lk6— マサル☆ (@masarutak) December 1, 2021
この作品の最大の謎のひとつでもある、ミラベルはなぜギフトを貰えなかったのか?
それを考察するためには、マドリガル家の中心人物であるおばあちゃんのアルマの存在が深く関わっています。
結論から言うと、ミラベルがアルマの後継者だからギフトが貰えなかった!といえるでしょう。
魔法が使えないミラベル、それを認めないアルマ、二人の対立からカシータが崩壊して再生するまでを描いているこの作品。
ミラベルとアルマの関係にギフトの謎を解く鍵がありそうですよね!
ギフトを貰えなかった理由は、ミラベルがアルマの後継者だから!
ディズニー「ミラベルと魔法だらけの家」の曲は「秘密のブルーノ」ばかりが有名ですが他にも名曲揃い!特に「Dos Oruguitas」はデモを聞いた製作陣全員が涙を流したほどの美しい曲で、本編ではどの言語吹き替えでもスペイン語の原曲を使用するこだわりです。必聴!! pic.twitter.com/0uzWRIt73n
— Azumoff (@Azumoff_lchabod) October 16, 2022
マドリガル家の長はおばあちゃんのアルマ。
長の役割は、ギフトを授けること(魔法を生み出すこと)と、家族の中心になってみんなをひとつにすること。
そのアルマの後継者としてミラベルが選ばれたから、おばあちゃんのギフト(魔法の力)は貰えなかったのです。
ミラベルと同じく、おばあちゃんのアルマにも魔法の力はありません。
マドリガル家には魔法が使えないけれど魔法そのものを授ける長が必要だということですね。
ミラベルが後継者として選ばれたのは、アルマとは違う素質があったからなんです。
アルマは魔法を街の人々の役に立てるよう家族に言い聞かせて、強い力でまとめ上げるタイプのリーダー。
一方ミラベルは、魔法が使えず劣等感を持っていたからこそ家族の弱さに共感して、心に寄り添う優しさがありました。
アルマの思いだけでは奇跡は失われて一家がバラバラになってしまうから、家族ひとりひとりの思いを大切に受け止めるミラベルにリーダーの世代交代が行われたのです。
カシータが復活した世代交代のシーンを解説
ミラベルと魔法だらけの家
映像がすごく綺麗で歌も陽気でとっても楽しかった ⸜⸝
自分だけギフトがないのが心の中では気にしてるのに表に出さず、どんな時も誰にでも優しいミラベルが本当に良い子すぎて泣けました..
考察読んで理解深めたい
イサベラやドロレスもすごく可愛かったなぁ pic.twitter.com/8xw7B1S0sP
— ℒ (@ribbon_rosy) January 11, 2022
カシータを街の人々と協力して建て直し、ミラベルが最後にドアノブを差し込むと、魔法がもう一度カシータに宿ったラストシーン。
世代交代が行われた象徴的なシーンですよね。
カシータをみんなの力で建て直して、壊れかけていた家族の絆も結び直したのです。
家族みんなの心がバラバラになってしまいカシータが崩壊したことから、一族にとっての魔法は家族みんなの心そのものなのかもしれません。
奇跡が何なのか、貰ったギフトを何のために使うのか、マドリガル家は街と共に生きるために問い続けていくことになるんですね。
【ミラベルと魔法だらけの家】ミラベルが貰ったおばあちゃんのギフト(魔法)を考察!
ミラベルの小説に家族全員のギフトのモチーフを施したミラベルのためだけのドアが出てくるんだけど、初期ポスターのこのドアのことかな? pic.twitter.com/IVG7wwiYfa
— 峠の我が家 (@deer_antelope) December 10, 2021
ミラベルはアルマの後継者だからギフトを貰えなかったのですが、おばあちゃんのギフトが必ずしも魔法の力だけではないとしたらどうでしょうか?
もしそうだとしたら、ミラベルも大切なギフトをちゃんと貰っていたことになりますよね。
どんなギフトを貰ったのか、またギフトについての考察の声も調査しました!
実はギフトを貰っていた!
️ミラベルと魔法だらけの家
魔法が宿るマドリガル家。代々、親族が家から魔法のギフト(才能)をもらう。しかし、ミラベルだけがギフトをもらえず才能があって「完璧」な親族の輪に加われない。自分もギフトをもらいたいと努力しつづけるが・・・。みんなが持っている才能以上のギフトを大切に pic.twitter.com/0XqRvPaI5M
— まるかいてちょんこ (@muvimaru) December 21, 2021
ギフトを授けること(魔法を生み出すこと)と、家族の中心になってみんなをひとつにする役割をアルマから引き継いだミラベル。
おばあちゃんのギフトが魔法の力だけではないとしたら、それこそがミラベルが貰ったギフトといえるでしょう。
言い換えるとすると、一族やその子孫、エンカントを見守っていく役割というギフトはその素質を持ったミラベルだからこそ授けられたということですね。
ギフトについての考察の声をご紹介!
『ミラベルと魔法だらけの家』
ルイーサのソロ“Surface Pressure”の中で彼女が地球を背負っているシーンはギリシャ神話でアトラスがゼウスに命じられた「天を支える罰」への言及。ケルベロスはヘラクレスの12の労働のうちのひとつであり、どちらも彼女に課せられた「義務」を思わせる。#Gematrivia pic.twitter.com/1Y9PXlnOz5
— (ジェム) (@Gemararara) December 26, 2021
作品の中で明確に説明されていないからこそ、考察の声も様々!
ここではいくつかの考察をご紹介していきます♪
カシータ復活後はアルマの服から蝶がいなくなっているから、ミラベルへとギフトを授ける役割が引き継がれた!
他の家族とは違うギフトをミラベルは貰ったってことだよね。
魔法の力で認めてもらうことができないミラベルだからこそ、おばあちゃんに正面から意見が言えたから、それもギフトで貰った役割のひとつなのかも。
だってローソクの炎が消えても魔法が復活したしね。
やっぱりギフトを授けるっていう役割を持った人が魔法の源なんじゃないかな~
などなど、色んな声が聞こえますがどの意見に共感しましたか?
想像の余白がある作品ほど、たくさんの人を夢中にさせるいい作品といえますね♪
まとめ
『ミラベルと魔法だらけの家』
私だって魔法が欲しいの。ギフトはないけれど奇跡を救わなきゃ。一度でいいから認められたかった。壊れていく家、消えゆく奇跡の灯り。みんな家族が大好きで守りたかった。本当の気持ちを聞かせて。大丈夫、壊れたら直せばいい。扉を開けて。あなたはいつだって特別よ。 pic.twitter.com/qsGw36NQNa— sally|映画 (@seemoreglass_99) January 2, 2022
【ミラベルと魔法だらけの家】で、ミラベルがなぜおばあちゃんのギフトを貰えなかったのか、なぜ魔法使えないのかについて考察しましたが皆さんはどう感じましたか?
おばあちゃんのアルマからミラベルへとギフトを授ける役割が引き継がれ、世代交代が行われたシーンとしてカシータが復活したラストについてもご紹介しました。
家族やその子孫を見守っていく、アルマの後継者としての役割をミラベルが担っていくといえそうです。
また、おばあちゃんのギフトが魔法の力だけではないとしたら、ミラベルはすでに「ギフトを授ける」というギフトを貰っていたことになりますね。
これもひとつの考察なので、なぜミラベルが他の人と違うギフトを貰ったのか、なぜ魔法使えないのか、という疑問についても様々な意見もご紹介しました!
【ミラベルと魔法だらけの家】は物語の核心を突く答えは描いていませんが、かなりディティールにこだわって作られているんですよね。
作品の端々からヒントを拾い上げて、答えのない考察をする楽しみも提供してくれる素晴らしい作品だと感じました♪