宮崎駿監督の代表作といえば風の谷のナウシカでしょう!
風の谷のナウシカは、1984年に公開されたアニメ映画ですが、今なお多くのファンを魅了し続けている屈指の名作です。
そんな、風の谷のナウシカで、宮崎駿監督が伝えたいことはなんだったのでしょうか?
また、風の伝説や環境問題の由来、意味なども気になるところですよね。
今回は、風の谷のナウシカが伝えたいことはなんなのか、風の伝説や環境問題の由来、意味について見ていきましょう!
Contents
風の谷のナウシカで伝えたいことは何?
風の谷のナウシカを
思い起こす。
ドロドロに溶けた巨神兵が、
火炎放射を放つ。
ガムシャラに
突き進むオームの群れ。
アメリカ・ウクライナと
ロシアのようだ。大切なことを忘れている、
命を慈しむこと。#命の尊厳pic.twitter.com/kAU9nuZTkz— 平和への道@彡トシピコ彡 (@toshipiko1) June 19, 2023
風の谷のナウシカは、原作漫画の大ヒットから映画化され、この作品が無ければ、その後の宮崎駿作品はなかったかも知れないと言われている作品です。
実は、風の谷のナウシカは、アニメ化するつもりはなく、漫画でしか表現できない作品を作っていたそうなんですよね。
しかし、新作アニメの制作が難しい状況の中、漫画がヒットしたことにより、アニメ化するつもりがなかった風の谷のナウシカが、アニメ映画として制作されることになりました。
その結果、宮崎駿監督の意思とは裏腹に、アニメ映画の歴史に残る作品となり、今なお愛される素晴らしい作品になっているんですよね♪
そんな、風の谷のナウシカは、様々な問題提起をしている作品であり、環境汚染や戦争など、宮崎駿監督の伝えたいことが多く描かれている作品です。
まずは、風の谷のナウシカで、宮崎駿監督が伝えたいことについて見ていきましょう!
風の谷のナウシカで伝えたいことは環境汚染による人類の末路!
風の谷のナウシカ
私の中の永遠の一位は
やっぱりナウシカ数えきれないくらい観ているにも関わらずその時の年代での見方や古代からの地球、環境問題、未来へのメッセージ、ラピュタや宇宙戦艦ヤマトを彷彿とさせる作品とのコラボなど
あげればキリがないほどの楽しみ方も満載#風の谷のナウシカ pic.twitter.com/AXUoHQJFtd
— kako kako (@NrQNsUMIUDg7GGC) January 10, 2021
風の谷のナウシカは、極限まで科学技術が発展し「火の7日間」と呼ばれる戦争が勃発して、1000年後を描いた物語です。
この世界では、科学技術の発展と、戦争により世界が荒廃し、文明は1000年前にリセットされていました。
その結果、地球を焼き尽くした巨神兵が登場したり、環境を元に戻すため作られた王蟲が、ナウシカを蘇生させたりと関わってきます。
宮崎駿監督は、風の谷のナウシカで、環境汚染による人類の末路を伝えたかったのかも知れません。
この作品が作られた当時は、経済発展のために、今よりも地球を汚す経済が当たり前でした。
最近では、持続可能な社会作りとして、環境への配慮がされるようになりましたが、人類が発展していく限り、より地球を汚してしまう可能性もあるでしょう。
しかし、そのような行いを続けていれば、未来で報いを受けることになり、ナウシカの世界のようになってしまうかも知れません。
さらに、科学技術の発展により、世界が崩壊する戦争が起こり得ることも、危惧していたため、巨神兵という強大な力を登場させたのだと思います。
今後も、環境問題や戦争というのは、人類が真剣に考え続けなければならないことですので、ナウシカを見て自分なりにも考えてみてくださいね!
原作漫画ではナウシカが人類滅亡を決意する!
希望の映画版を覆すほど究極の結末を迎える漫画『風の谷のナウシカ』。当時の衝撃が今ではリアルな現実に肉薄する。「ナウシカは『人類が存続する為個々の人間や他生命の犠牲は仕方ない』ではなく『個々の生命が輝く事を追求した結果種として人類が滅びてもやむを得ない』という境地に達している」と、 pic.twitter.com/wOLql52XFO
— yuu iwatsuki (@yuu_iwatsuki) May 6, 2021
風の谷のナウシカは、原作漫画と映画で、エンディングが違うというのはご存知でしょうか?
映画では、ナウシカが一度死亡するものの、王蟲に蘇生され、希望に満ちたエンディングを迎えましたよね。
ですが、漫画ではナウシカが人類滅亡を決意するという、映画の内容と印象が全く違う終わり方をするのです!
そもそも、ナウシカ達は遺伝子改良された新人類であり、汚染された世界でしか生きられない存在なんですよね。
そのため、地球が綺麗に元通りになれば、汚染された環境でしか生きられないナウシカ達は、生きていくことができません。
これは、地球を浄化するために作られた王蟲も同様で、浄化された地球では生きられないようになっており、なんと最初から人類との共生を想定していませんでした。
つまり、地球が浄化されれば、ナウシカ達も王蟲もいないくなり、最終的に浄化された地球だけが残るということになるんです!
漫画のラストでは、ナウシカがこの未来を決意し、命を全うする運命を選んで終わることになりました。
風の谷のナウシカの風の伝説と環境問題の由来・意味も解説!
風の谷のナウシカの映画では、クシャナ殿下は悪役で残念系女子の印象強いけど、原作漫画では部下(仲間)たちのことをしっかりと思いやる心を持ち、かっこいい&痺れるセリフ満載、ナウシカとクシャナは表裏一体の戦友なので原作漫画未読の人は是非読んで欲しい。#風の谷のナウシカ #ナウシカ pic.twitter.com/dct5XZsiJy
— てんげるまん🌀tengelmam (@fcbliebe1900) December 25, 2020
風の谷のナウシカは、映画と漫画で結末が違い、原作に賛否両論ある作品です。
実は、原作漫画が完結したのは、映画公開後10年以上経った後なんですよね。
さらに、原作漫画は全11巻発売されたのですが、映画の内容というのは、原作漫画の2巻分しかありません。
映画では、2巻分の内容に、アニメ映画として成立するストーリーを加え、風の伝説などの素晴らしい音楽で、名作になったということなんですよね!
そのため、映画と漫画では結末が違い、環境問題などの由来や意味は、映画の内容から来ているとされています。
次は、風の谷のナウシカの、風の伝説と環境問題の由来や意味について見ていきましょう!
風の伝説は久石譲の名曲!
【サウンドトラックス】風の伝説
映画「風の谷のナウシカ」作曲:久石譲
この作品以降、宮崎駿監督は音楽に久石氏を起用しつづけた。記念碑的作品。
作品のテーマと言うべきこの曲は、当初、イメージアルバムの中の一曲と言う位置にあったが、作品の深い精神性を表現するテーマ曲となった… pic.twitter.com/1IjmtkxRqB— ふるの (@furuxchi) September 28, 2018
ジブリ作品では、劇中に流れる音楽も、多くのファンを魅了する要因の1つになっており、その中でもジブリ音楽といえば、やはり久石譲の楽曲でしょう!
久石譲は、ジブリ音楽の代表であり、11作品の楽曲を手がけてきました。
そして、風の谷のナウシカは、楽曲を手がけた初のジブリ作品であり、この作品をきっかけに、久石譲は30年以上ジブリ音楽を制作していくこととなります。
そんな、久石譲の代表作品とも言えるのが「風の伝説」なんですよね♪
ジブリ作品は、映像やストーリーだけではなく、素晴らしい音楽にも注目して鑑賞して見てください!
環境問題の由来・意味は宮崎駿が語ったものではなくファンの考察!
私の生涯No. 1バイブル「風の谷のナウシカ」の一番大事なとこは最終巻のここだと思うんだけど、その手前の環境汚染やエコロジー観点的なとこだけが人々の思惑に都合よく解釈されてるのを見ると、おいお前最後まで読んだんかい、と思う。 pic.twitter.com/9FlmjZPB65
— つるうちはな / Tsuruuchi Hana (@HanaTsuruuchi) September 17, 2015
風の谷のナウシカでは、環境問題や戦争など、このまま発展をし続けた人類の末路を伝えたかったのではないかと前述しました。
しかし、伝えたいことが環境問題や戦争についてというのは、宮崎駿監督本人が語ったことではありません。
そのため、環境問題などの由来や意味というのは、ファンの考察であり、あくまで映画を見た人たちの感想ということになります。
実際、映画で伝えたいことは、環境問題などで概ねあっているのかも知れませんが、原作漫画では少し違う印象も受けますからね!
原作漫画では、前述したようにナウシカが、人類滅亡を決意するというラストです。
このことから、宮崎駿監督が本当に伝えたかったことは、ありのままを生きる大切さだとも言えるのではないでしょうか?
実は、原作漫画でも環境問題について触れられるのですが、人間のせいでと批判的というよりも、その事実を受け入れているようなセリフがあるんですよね。
そう考えると、宮崎駿監督の伝えたいことが環境問題や戦争などだという、由来はファンの考察であり、意味もかわっているのではないかと思います。
宮崎駿監督の、本当の気持ちを少しでも知りたいという人は、ぜひ原作漫画を全巻読んで、考えてみてくださいね♪
まとめ
7月7日 風の谷のナウシカ
7月14日 コクリコ坂から
7月21日 もののけ姫金ロー、三週連続ジブリ楽しみすぎる
ディスクもってても観ちゃうよね
これを楽しみに頑張るぞ pic.twitter.com/skOMCyBkJi— sora (@momo746182921) June 20, 2023
今回は、風の谷のナウシカで伝えたいことは何か、風の伝説と環境問題の由来、意味について考察していきました!
風の谷のナウシカは、歴史に残る名作であり、風の伝説など音楽も素晴らしく、色々なことを考えさせられる作品です。
この作品で伝えたいことは、科学技術発展の果てにある環境問題や戦争で、人類が迎える末路だと言われていますが、この由来や意味というのは、ファンの考察なんですよね。
原作漫画では、ラストやストーリーが異なるため、宮崎駿監督が本当に伝えたいことは、映画の内容と少し違ったのかも知れません。
そのため、宮崎駿監督が本当に伝えたいことを知るためには、原作漫画を読破する必要があります。
ぜひ、風の谷のナウシカが大好きだという人は、映画だけではなく原作漫画も読んで、より深く伝えたいことを考えてみてくださいね♪