昭和を舞台にした、名作ジブリ映画といえばコクリコ坂からでしょう!
ジブリ作品は、不思議で壮大な世界観を描くことが多いのですが、コクリコ坂からは昭和のリアルな青春物語を描いています。
まるで、実話が元ネタになっているような時代設定で、登場人物にもモデルとなった人がいそうですよね。
今回は、コクリコ坂からが実話で元ネタがあるのか、時代設定やモデルとなった人物を解説していきます!
Contents
コクリコ坂からは実話が元ネタ?
『コクリコ坂から』
某地方でガチの自治寮に住んでいたため、めちゃくちゃ懐かしさが込み上げました😆
寮生の想いが全部わかる、わかりすぎる笑
私にとってはちょっと違う視点で特別な作品です!#映画好きと繋がりたい #コクリコ坂から #ジブリ #自治寮 pic.twitter.com/tV2nd9cYIH— なかけん (@nk37menma) July 2, 2023
コクリコ坂からは、コクリコ荘という下宿を切り盛りする高校生の松崎海と、新聞部の部長である風間俊との青春物語です。
風間俊は、歴史ある建物のカルチュラタンを、老朽化による取り壊しから守るために運動をしており、その活動に松崎海が協力していくうちに、両思いになっていくんですよね♪
そんな、高校生の恋愛や学生運動などを描いているコクリコ坂からですが、物語がリアルで実話が元ネタになっていると思われているようです。
しかし、この物語はフィクションであり、実話が元ネタではありません!
まずは、コクリコ坂からの物語について詳しく見ていきましょう。
コクリコ坂からは実話ではない!
コクリコ坂から
建物を残すためのプロジェクトと共に進む、ある運命的に出会った2人の恋物語。みんなで協力して危機に立ち向かい、乗り越えると言う熱い展開。事実を知って揺れ動きながらも自分の気持ちを確かめあう2人の物語が組み合わさっており、楽しめる作品であった。 pic.twitter.com/kIeXAj0jVZ— 倉光勇人(くらみゆうと) (@7cWPEQn7hNOA6Np) October 5, 2020
コクリコ坂からは、昭和の日本を描いており、実際にあった実話が元ネタになっていると多くの人に思われています。
しかし、実話が元ネタになっているわけではなく、物語はフィクションだと言われているんですよね。
そもそも、コクリコ坂からには原作があり、1980年になかよしで連載されていた少女漫画が原作で、アニメ映画の元になっています。
そのため、ジブリ映画のコクリコ坂からは、実話が元ネタではなく、原作漫画が元ネタということになるんですよね。
コクリコ坂からを見た人でも、原作漫画が少女漫画だと知らない人も多く、原作があることに驚いた人も多いのではないでしょうか!
興味がある人は、ぜひ原作漫画も読んでみてくださいね♪
元ネタはないが1963年公開の青春映画を参考にしている!
今晩9時からの金曜ロードショーはスタジオジブリによるアニメ映画「コクリコ坂から」。舞台は東京オリンピックを翌年に控えた1963(昭和38)年の港町・横浜。地下鉄の開業で姿を消した路面電車や山下公園の氷川丸なども登場しますので、乗り物好きの方や古き良き昭和を懐かしみたい方はぜひご覧あれ📺 pic.twitter.com/pC3CbERJo9
— さむ (@urakutenism) August 21, 2020
コクリコ坂からは、原作漫画をアニメ映画化した作品であり、実話などの元ネタがありません。
ですが、この映画を制作する際に、宮崎吾朗監督は、1963年公開の青春映画を参考にしたと語っていました!
宮崎吾朗監督は、1963年公開の青春映画を参考にすることで、この時代の青春がどんな感覚なのか調査していたのでしょう。
その結果、実話が元ネタだと思われるほど、リアルで1963年の時代を思わせる作品に仕上がったのだと思います。
コクリコ坂からは、宮崎吾朗監督作品ということで、つまらないと思われがちな作品なんですよね。
しかし、実際に見てみると、そんな世間のイメージとは違い、面白い作品になっていると思う人が多いようです。
まだ、コクリコ坂からを見たことがないという人は、ぜひ一度鑑賞して見てくださいね!
コクリコ坂からの時代設定やモデルとなった人物を調べてみた
昨日レンタルDVDを借りて「コクリコ坂から」を観た。時代設定は1963年、僕が3歳の時だ。鉄腕アトムや鉄人28号が放映され、アメリカではケネディ大統領が暗殺され、翌年は東京オリンピックが開催された時代だ。 pic.twitter.com/m9jDx0UMO8
— 五三郎 (@masumexico) October 18, 2015
コクリコ坂は、2011年に公開され、日本アカデミー賞のアニメーション部門最優秀賞を受賞した作品です。
この作品は、宮崎吾朗監督の作品ですが、宮崎駿が脚本を務めていたため、親子コラボレーションの作品だと話題になりました。
また、興行収入も44億円を超え、大ヒットアニメ映画と言っても過言ではない作品でしょう。
そんな、コクリコ坂からは、時代設定が原作漫画と違うということをご存知でしょうか!
また、登場人物の中には徳丸理事長のように、徳間康快という実際にいる人物がモデルとなっているキャラクターもいるんですよね。
次は、コクリコ坂からの時代設定や、モデルとなった登場人物を見ていきましょう!
時代設定が映画と原作漫画で違う!
コクリコ坂からは原作の漫画と映画ではかなり絵柄にギャップがあって、はじめて漫画を観た時は「なんじゃこりゃ!?」
と思った。 pic.twitter.com/bInUpv00ut— 姉咲 たくみ (@TakumiAnezaki) January 7, 2016
コクリコ坂からの時代設定は、1963年となっており、東京オリンピックに沸き立つ日本が舞台となっています。
しかし、この時代設定は、原作漫画の1980年という時代設定から変更されているんですよね!
そのため、原作漫画を読むと、ジブリ映画のコクリコ坂からとは、全く別物という印象を受けてしまいます。
1963年という年は、東京オリンピックの年でもありますが、宮崎駿がアニメーターとして東映に入社した年でもあります。
実は、コクリコ坂からの時代設定が変更された理由は、宮崎駿の青春時代を描こうとしたからだと言われているんですよね!
自分達の青春時代を、リアルに描くことによって、今の世代に何かメッセージを伝えたかったのでしょう。
作品のテーマも、古いものを壊すか壊さないかということが取り上げられていたため、古いものが全て悪いわけではないと言いたかったのかもしれませんね!
徳丸理事長は徳間康快がモデルの人物!
◎本日、4月10日は「#社長の日」です。
『コクリコ坂から』に登場した徳丸理事長は、徳間書店初代社長の徳間康快さんがモデルです。 pic.twitter.com/wSVYlad0M0
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) April 10, 2023
コクリコ坂からには、カルチュラタン存続を決めた重要人物である、徳丸理事長というキャラクターが登場します。
実は、この豪快な徳丸理事長には、モデルとなった人物がいるんですよね。
それが、スタジオジブリの初代社長である徳間康快です。
実際に、徳丸理事長の声優を演じた香川照之は、徳間初代社長の追悼映像から、喋り方を研究したと語っていました。
さらに、徳丸理事長がいたビルも、徳間書店の旧ビルがモデルとなっており、徳間初代社長がモデルだったことがわかります。
その他にも、哲学研究会部長の伊藤は、高畑監督がモデルと言われており、実際の人物をモデルにしたキャラクターが数名いるようですね。
ジブリ作品には、実際の人物をモデルにしたキャラクターも多いので、興味がある人は調べてみてください♪
まとめ
◎本日、4月27日は「#哲学の日」です。
彼は『コクリコ坂から』に登場した、哲学研究会・部長の伊藤くん。部員は彼ひとりです。
何かと哲学的なことを言う、高畑勲監督をモデルにしたキャラクターと思われます。 pic.twitter.com/upaTjlk9a7— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) April 26, 2023
今回は、コクリコ坂からは実話が元ネタなのか、時代設定やモデルとなった人物がいるのか調査していきました!
コクリコ坂からは、実話が元ネタだと思われがちですが、この物語はフィクションであり、原作漫画があります。
原作漫画では、時代設定が1980年となっており、アニメ映画では1963年に変更されていました。
そして、アニメ映画に登場する徳丸理事長は、スタジオジブリ初代社長の徳間康快がモデルとなった人物でしたね!
スタジオジブリ最新作の『君たちはどう生きるか』も、コクリコ坂からのように原作がある作品です。
最新作も、原作と比べながら、ジブリ映画としてどう完成したのか見ていくと、より楽しめるはずですので、原作を読んでから劇場へ足を運んでみてくださいね♪