ジブリ作品としては、異色の物語で話題になった思い出のマーニー。
世間の評価は、「面白い」「つまらない」という両方の意見が見られます。
見終わった後「謎が解けたような、解けていないような…」とモヤモヤを抱える人も多いのですが、なぜここまで賛否両論となったのでしょうか?
また、映画を見る方によって、泣いたシーンやひどいシーンもそれぞれありますよね。
今回は、思い出のマーニーの面白い・つまらないと言われる理由と、泣いたシーン・ひどいシーンを紹介していきます。
Contents
思い出のマーニーは面白い?つまらない?
「借りぐらしのアリエッティ」後、もう一度監督をやりたいと申し出ていた米林監督ですが、実は「思い出のマーニー」の監督をする話は一度断っているそうです!原作を読んで、面白いけどアニメーションで描くのは難しいと感じたからなんだそうです😦 #思い出のマーニー #ジブリ pic.twitter.com/FP3sksZ8Xb
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) July 14, 2017
「面白い」「つまらない」と賛否両論ある思い出のマーニー。
どこを面白いと感じ、どこをつまらないと感じるのでしょう?
ここでは、面白い・つまらないと言われる理由をそれぞれ紹介します。
面白いと言われる理由はシンプルでわかりやすいから!
ちなみに個人的に一番好きなジブリ作品は「思い出のマーニー」です
(すごく面白いミステリー)
原作小説に近い英語版で観たくて、北米版BDを買った思い出… pic.twitter.com/Qa1vtINwJm— Kuni (@KishiKuni) January 7, 2022
面白いと言われる理由をいくつか紹介します。
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面白いと感じるのは、このような理由があるようですね。
子ども向けの内容ではないようですが、難しく考えずに見るとシンプルでわかりやすいため、先の予想がしやすいことが面白いのです。
そして、不思議に思っていたことが解けたり、わからなかったところも見直すことで謎が解けたり想像が広がったりすることが面白いと感じる方もいるようですね。
つまらないと言われる理由は意味がわかりにくいから!
思い出のマーニー見てきたけど、今日が公開初日だったんやね(笑)w
面白いか面白くないかは人それぞれだと思うけど、綺麗な作品だとおもうなぁ…
早く他の人の感想が聞きたい(°Д°)!
米林監督はこんな作品を作るんだね(^^) pic.twitter.com/lbgqTGYdWN— シロ (@shirocyo) July 19, 2014
面白いと思う方がいる反面、つまらないと感じる方もいるのも事実。
つまらないと言われる理由をいくつか紹介します。
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主人公の杏奈は、喘息持ちという設定ですが、精神的にも病んでいるような感じがするため暗い感じがします。
また、起承転結がはっきりしていないストーリーなので、抑揚がなくつまらないと感じるのでしょう。
スッキリしないのは、物語の終盤部分で前半の伏線が回収されていくため、一回見ただけでは意味がわかりにくいんです!
思い出のマーニーの泣いた&ひどいシーン7選をご紹介!
試写会で思い出のマーニー観てきたよ!宮崎駿のいたジブリから変わろうとしてるのを感じたけど、私たちが慣れ親しんでるジブリとは大きく違うから、これジブリじゃない…って感じてしまった。扱うモチーフや伝えたい本質もだいぶ違う。 pic.twitter.com/M7Y3haNxrg
— まな (@mi__poko) July 12, 2014
評価も賛否両論あるため、泣いたシーン、ひどいと感じたシーンもそれぞれありました。
ここでは、思い出のマーニーを見た方が泣いたシーン3つ、ひどいシーンを4つ紹介します。
泣いたシーン① 杏奈がマーニーを許すシーン
マーニーが突然姿を消してしまった後に、杏奈の夢に出てきたマーニーが、別れを告げ許してほしいと伝えます。
それに対し杏奈は、マーニーが好きなこと・永遠に忘れないということを、涙しながら言葉にし、許してくれたことでマーニーも涙を流す感動的なシーンですね。
泣いたシーン② 真実を知った後、杏奈とおばあちゃんの思い出シーン
最後におばあちゃんが出てくるシーンがあります。
おばあちゃんは最後、杏奈にどんな思いで自分の思い出話を聞かせたのか。
杏奈と最後に一緒に過ごせたことで少しは救われたのか。
など、おばあちゃんのことを考えると切ないシーンです。
泣いたシーン③ マーニーの住んでいた家が写った写真の裏のメッセージ
杏奈を迎えに来たおばさんが、古いアルバムから杏奈が握りしめていたという写真を持ってきました。
マーニーの住んでいた湿地屋敷が写った写真の裏側には『私の大好きな家 マーニー』と書かれているではありませんか!
そして、全てが繋がった杏奈は涙します。
ひどいシーン① 杏奈の性格
杏奈は、喘息持ちで発作を起こし、マーニーと出会う地に行きます。
両親は亡くなっており、養子として血の繋がらないおばさんに育てられており、人とコミュニケーション取ることが苦手なため、おばさんには心を開かず、学校では友達ができず、一人ぼっちで苦しんでいるという設定。
主人公がひねくれていて、ジブリらしくないと感じる方もいるようです。
ひどいシーン② 杏奈が信子に太っちょ豚と言うシーン
杏奈の喘息の療養先にいる、1歳年上の女の子・信子。
杏奈は七夕祭りに一緒に行きますが、信子が杏奈の短冊を勝手に読み上げ意味を質問し、杏奈と信子の関係は悪い方向へ向かい、杏奈は信子に太っちょ豚と言う言葉を使ってしまいます。
確かに、信子はぽっちゃり体系ですが、ムッときて太っちょ豚と言うのはどうかと思ってしまいますね。
ひどいシーン③ マーニーとの出会い
杏奈とマーニーが出会う湿地屋敷はボロボロに荒れ果てていますが、杏奈がマーニーと出会う時はきれいなお屋敷になっています。
昼はボロボロなのに、夜はきれい。という点がおかしいと私たちは思いますが、杏奈は何も思っていない様子。
なぜ不思議に思わないのか?が視聴者がわからないと思うところでもあります。
ひどいシーン④ マーニーの正体
女の子との交流を描いたファンタジーなのか、マーニーが幽霊なのかが最後にわかるため、全体的にモヤモヤしてしまう方は多いのです。
マーニーの正体については、最後に明かされますが、「意味が分からない」「怖い」という声もあるようですね。
まとめ
思い出のマーニー
評価4.0
今まで見たジブリ映画の中で一番感動した映画。
とにかくストーリーがよく練られていて、ミスリードがかなり効いている印象。故に最後の真実に度肝を抜かされた。ラストのハッピーエンドは完璧なもので格別だった。#映画 #映画好きと繋がりたい #ジブリ pic.twitter.com/lxjCvbNmyx— Tchallo 🇺🇦🇹🇼 いいね返し (@omamorii22) March 25, 2022
思い出のマーニーは、雰囲気を重視するあまり表現がぼんやりしている部分がありますね。
「面白い」「つまらない」と賛否両論分かれ、泣いたシーン・ひどいシーンも視聴者によってそれぞれありますが、ネットでは「感動した」「面白かった」の声が多いのです。
わかりにくい部分の解釈を理解した後、もう一度最初から見返すと、また違った角度から楽しめそうですね。
また、映画を見てから原作を読んだという方も多く、原作ではさらに深く杏奈やマーニーの心情の変化を追うことができ、原作と映画の違うところを探すのも面白いかもしれません。
今回は、思い出のマーニーの面白い・つまらないと言われる理由、泣いたシーン・ひどいシーンを紹介しました。