ノートルダムの鐘

ノートルダムの鐘「カジモド」の障害は病気?せむし男の由来や死因がかわいそうで泣ける!

ノートルダムの鐘 カジモド
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1996年に公開されたディズニー映画【ノートルダムの鐘】が、2023年11月24日(金)にテレビ放送されることが決まりましたね!

タイトルは知っているけど見たことがない、なんとなく主人公カジモドの見た目が気になる…という方は多いはず。

ぴよ吉
ぴよ吉
結構特徴的な見た目だよね。

そこで今回は、【ノートルダムの鐘】の主人公カジモドの障害病気は何なのか、「せむし男」の由来について徹底調査!

また、原作となった小説ではとてもかわいそうな死因となっていますので併せてご紹介していきますね。

放送前に予習しておきたい方も、予備知識なしで見て気になった方も、カジモドの障害や病気についてや差別用語である「せむし男」の由来について知ることができますよ。

ぴよ吉
ぴよ吉
原作小説についても気になるね!

ディズニー映画ではハッピーエンドだったカジモドが、原作小説ではどんな死因だったのか、そのかわいそうなお話についても詳しくみていきましょう!

 

【ノートルダムの鐘】カジモドの障害は病気?

カジモドの外見は、他のディズニー映画の登場人物とは違うかなり特徴的な部分がありますね。

具体的には、背中が大きく曲がっており、潰れた左目、大きな鼻とガタガタの歯並び。

ぴよ吉
ぴよ吉
醜い容姿だから20年間ずっとノートルダム大聖堂に軟禁されてたんだよね…。

この容姿は「くる病」が原因だと考えられており、垂れ下がった瞼と歩行障害は生まれつきの可能性が高いでしょう。

「くる病」とはどんな病気なのか、生まれつきどんな障害を持っているのか、詳しくご紹介します。

 

カジモドの病気は「くる病」

カジモドが醜い容姿になった原因と考えられる「くる病」とは、どんなものなのでしょうか。

「くる病」とは、ビタミンDやカルシウム、日光量の不足によって起こる骨の病気

ぴよ吉
ぴよ吉
先天性・後天性どちらの場合もあるみたいだよ。

カジモドは最高裁判事のフロローに育てられ、0歳から20年間ノートルダム大聖堂の鐘楼で軟禁生活を送っていました。

そのため日光を浴びる量が少なく、栄養も足りていなかったことが予想できますね。

骨の異常が発症する病気なので、曲がった脊椎や歯並びの悪さはこれが原因だと考えられます。

カジモドの「くる病」が先天性なのか、後天性なのかは不明ですが、妊娠中にビタミンDが欠乏すると胎児のビタミンD不足が起こる場合も。

ぴよ吉
ぴよ吉
日光を浴びることでビタミンDが作られるんだよ!

カジモドの母親はジプシーだったため、安定的に充分な栄養を摂れる環境ではなかったかもしれませんし、遺伝性の可能性もありますが、いずれにせよ詳細は不明となっていますね。

ちなみに、『アルプスの少女ハイジ』でおなじみのクララもこの「くる病」だったそうですよ。

 

生まれつきの障害は?

カジモドの「くる病」が先天性なのか、育った環境による後天性のものなのかは不明ですが、垂れ下がった瞼や歩行障害はどうなのでしょうか。

カジモドは歩くとき、足を少し引きずるような歩き方をしていますよね。

「くる病」によってO脚やX脚になったとも考えられますが、先天的な障害を持っていたか、軟禁生活によって異常が生じたとも考えられます。

ぴよ吉
ぴよ吉
瞼が下がるのは骨の病気とは関係ないのかな…?

また、映画の中でカジモドは生まれつき醜い顔をしていたという描写も。

通常よりも上まぶたが下がってしまうことで左目に覆い被さり、視界もあまり良くないのではないでしょうか。

病気や障害を持ち、育った環境はいいものとは言えませんが、優しく純粋な心を持って成長したのは奇跡のようにも思えますね。

 

【ノートルダムの鐘】せむし男の由来や死因がかわいそうで泣ける!

カジモドが「くる病」という病気を持っていることをお伝えしてきましたが、日本ではくる病のことを「せむし」と言っていたことはご存知でしょうか。

「せむし」の病気を持つ男、という意味で「せむし男」という言葉が使われていましたが、これは差別用語に該当します。

ぴよ吉
ぴよ吉
安易に使わないように注意だよ!

「せむし」は、「背中に虫がいるように見える姿」という意味で第二次世界大戦前から使われていた言葉で、独特の容姿を「忌み嫌われる虫」に例えたという説も。

また、原作小説でカジモドはこの病気が原因で亡くなるわけではありませんが、ある意味それ以上にかわいそうな結末を迎えていますので併せてご紹介していきます。

 

せむし男の由来は「背虫」

【ノートルダムの鐘】でおなじみのディズニー映画ですが、原題は『The Hunchback of Notre Dame』で、「Hunchback」が「せむし」という意味なのだとか。

また、原作小説『Notre-Dame de Paris』の邦題は『ノートルダムのせむし男』。

日本では「せむし(背虫)」が差別用語にあたるため、【ノートルダムの鐘】というタイトルが採用されています。

ぴよ吉
ぴよ吉
そうだったんだ!知らなかった~。

くる病は17世紀のイギリスで初めて報告された病気で、戦前まで日本では「せむし」と言われていたんです。

西洋に比べて医学の発展に遅れがあり、病気という認識も薄く、原因や詳細も広く認知されていなかった時代。

カジモドのような他とは違う外見を持つ人を奇異の目で見たり怖がったりしていたのかもしれません。

ぴよ吉
ぴよ吉
カジモドがトマトを投げつけられるシーンは本当に起こりうることなのかも…。

背中に虫がいるように見えたり、虫のような嫌悪感を表現した「せむし」という言葉はそんな人々の感情も垣間見えるのではないでしょうか。

 

カジモドの死因は?

ディズニー映画【ノートルダムの鐘】の原作となったのは、ヴィクトル・ユゴーの『Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)』。

ヴィクトル・ユゴーといえば『レ・ミゼラブル』の著者で、舞台化や映画化もされたためご存知の方も多いのではないでしょうか。

ディズニー映画ではハッピーエンドで終わりカジモドも死んでいませんが、原作小説はなかなかに悲劇でかわいそうなお話となっているんです。

ぴよ吉
ぴよ吉
救いようがないやつなの…?

カジモドも最終的に死んでしまうのですが、病気が原因ではなく、直接的な死因は不明のまま。

ディズニー映画では処刑を免れたエスメラルダが原作では火刑に処され、カジモドはその後行方知れずになってしまいます。

数年後、処刑場でエスメラルダとカジモドとみられる白骨が発見され、寄り添う2体の白骨を引き離そうとすると骨が粉々に砕けてしまった…という結末。

ぴよ吉
ぴよ吉
絶望やん…。

ある意味、病気が死因より悲劇かもしれません…。

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まとめ

ディズニー映画【ノートルダムの鐘】のテレビ放送が2023年11月24日(金)に決まり、とても楽しみですね!

そこで、主人公のカジモドの障害や病気について、「せむし男」と呼ばれる由来や原作小説のかわいそうな死因についてご紹介してきました。

カジモドは「くる病」といわれる骨の異常が発症する病気で、日光や栄養が不足することが原因なのだそう。

ぴよ吉
ぴよ吉
昔の日本では原因や詳細がわかっていなかったみたいだね。

背中や手足の骨が曲がってしまう様子を「背中に虫がいるように見える」というのが「せむし男」の由来だといわれています。

医学の発展した現在では病気として認識されており、由来となった「背虫」や「せむし男」は差別用語のため安易に使わないほうがよいでしょう。

また、原作小説でのカジモドはかわいそうな結末を迎えていることもご紹介しました。

ぴよ吉
ぴよ吉
悲劇すぎて泣いちゃうね…。

死因は病気や障害ではないようですが、とても悲劇的なので私はディズニー映画の【ノートルダムの鐘】の方が個人的には好きです!(笑)

まだ見たことがない方は、魔法やプリンセスなどの華やかさは控えめだけれど心に響く作品なので、ぜひ見てみてくださいね♪