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アシタカは浮気性の女たらし?実在モデルの「エミシ」はどんな人だったか比較検証|もののけ姫

アシタカ 浮気性
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もののけ姫の主人公であり、数奇な運命をたどることになる青年アシタカは、たたら場の女性達からも「いい男」と称されるほどのイケメン

ぴよ吉
ぴよ吉
アシタカのイケメンぷりにうっとり!

そんな正義感が強く、外見も内面もイケメンなアシタカは、女性関係に注目して見てみると、浮気性で女たらしなのでは、という憶測が生まれているんだとか。

またアシタカは、実在するキャラクターモデルがいて、そのモデルは「エミシ」と呼ばれています。

実在するモデル「エミシ」は、どんな人だったのか、もののけ姫のファンたちからも、いろいろな情報が集まっているようです。

はたして本当に、アシタカは浮気性の女たらしなのか、そして、エミシはどんな人だったのかを、徹底検証していきましょう。

 

アシタカは浮気性の女たらし?

その時代の環境などを考えると、アシタカは健全な若者がとる行動で、とても自然な流れだということが分かります。

ぴよ吉
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今と昔では全然違うもんね。

また、カヤがアシタカに、玉の小刀(ネックレス)を渡し、その小刀をアシタカは、サンに渡すという、代表的な場面があります。

この、浮気性で女たらしに見えてしまうアシタカの行動には、実は、さまざまな深い意味があったんです。

 

アシタカは健全な若者だった!

アシタカは呪いを受けて断髪し、村から追放されたため、その時点で、カヤとの婚約は破棄しており、もともと周りが決めた結婚だったのでしょう。

そのため、サンと出会った時は、アシカタにパートナー(恋人、許嫁、妻)はいない、と考えられます。

ぴよ吉
ぴよ吉
アシタカはフリー状態!

アシカタはカヤに「必ず村に戻ってくる」「必ず迎えにくる 」等の約束はしていません。

「カヤをいつも想う」と言うアシタカのセリフがありますが、これは、罰を受ける覚悟をしてまで、見送りに来たカヤへの優しさでなのではないでしょうか。

アシタカはカヤに対して、恋愛感情はなかったように見え、これらの点をふまえると、アシタカは、ごく健全な若者なのではないかと考えられます。

山犬にもなれず、人間にもなれない孤独なサンと、死の呪いを受け、孤独に旅するアシタカが、お互いに惹かれ合うのは、自然な流れ。

もちろん、考え方は人それぞれで、年齢や性別によっても、映画の見方は違うため、いろいろと考察してみるのも楽しいですね。

 

カヤからもらった小刀をサンにあげたのは深い意味が!?

序盤のシーンで、アシタカはカヤに玉の小刀(ネックレス)をもらいますが、サンとの出会い後に、小刀をサンに渡してしまうシーンが出てきます。

このやり取りは、アシタカが浮気性や女たらしだと言われてしまう、一番の問題シーンですが、考察していくと、さまざまな深い意味があったんです。

ぴよ吉
ぴよ吉
気になる気になる!

 

お守り

カヤは、アシタカに小刀を渡す時、「お守りするよう息を吹きこめました」と言ったことから、小刀は「お守り」としての意味があると考えられます。

ぴよ吉
ぴよ吉
アシタカはサンに何かを託したかったんだね。

 

ぴよ吉
ぴよ吉
キュンポイント!

また、小刀は乙女心、つまり人間の心の象徴であり、人間の心を持っていないサンに渡すことで、サンが人間の心を持っていくことを示しています。

 

ぴよ吉
ぴよ吉
生まれ育った場所は簡単に忘れられないよね。

 

ぴよ吉
ぴよ吉
あのシーンはサンの素直な思いが見えたよね!

このように、様々な解釈が出来るシーンで、より深く、もののけ姫の世界に入ることができ、おもしろいですね。

 

アシタカの実在モデル「エミシ」はどんな人だったか比較検証!

アシタカの本名は、「アシタカヒコ」と言い、北方の最果てに隠れ住む「エミシ」という、実際にある部族の若者という設定なんだとか。

その実在するモデル「エミシ」という人は、意志が強く、勇敢な人だと想像できます。

ぴよ吉
ぴよ吉
エミシはとてもたくましい人だったんだ!

そして、アシタカの言動から、エミシと比較すると、まさにエミシそのものの人物像だったんです。

 

「エミシ」は意志の強さを持った勇敢な人!

もののけ姫では、大和朝廷の支配に抵抗し、追われた人々がいる「エミシの村」という、社会的立場を追われた者たちが、独自の社会を形成して生活しています。

ぴよ吉
ぴよ吉
独自の世界を懸命に生きてたんだ。

「えみし」には、強さや勇敢さという語感があり、村の背景からも、エミシという人は、意志の力強さが想像できますね。

 

アシタカはエミシそのもの!

アシタカは17歳の青年で、エミシのリーダーであったアテルイの末裔というイメージで描かれており、いずれは、一族の長になるはずだったキャラクターでもあります。

口数は少ないですが、強い正義感を持っており、とても勇敢な青年です。

アシタカヒコの「ヒコ」は、~様や、~さんという意味があることから、位が高く、且つ次期長であるため、幼少期から英才教育を受けていました。

他にも、狩猟を得意とし、狩猟で鍛え上げた弓術と、高い身体能力があるのが分かるシーンも、多くありますよね。

また、呪いをもらってしまったアシタカは、髪を切りますが、あれは、あの村で人ではなくなるという事に等しい行為で、当然二度と村には戻れません。

旅に出て、自分が置かれた状況を見定め、しっかり信念を持って行動していたり、発言したりする場面が、多く見られます。

ぴよ吉
ぴよ吉
芯が通った男だ!

このようなことから、エミシという人物像と照らし合わせても、アシタカはエミシそのものだということが分かりますよね。

女性に対しても、自分の信念は揺るがず、真っすぐに思いを伝え、男らしい勇敢な姿は、サンでもカヤでも、たたら場の女性たちでも、皆が認めるイケメンでしょう。

 

まとめ

もののけ姫で描かれている時代は、現代と比べると大きく違うもので、今の恋愛観であれば、アシタカの言動は、浮気性や女たらしのように見えてしまうものです。

その時代の環境などを考えると、アシタカは、ごく健全な若者がとる行動だったということが分かります。

小刀を巡る場面は、浮気性で女たらしに見えてしまうアシタカの、代表的な行動ですが、そこには様々な深い意味がありました。

ぴよ吉
ぴよ吉
アシタカの思いが理解できた!

実在するモデルとなった「エミシ」という人は、どんな人だったのかを深堀りしていくと、まさに、アシタカの人物像そのもの。

数々のアシタカの言動を見れば分かることで、アシタカはどんな人だったのかを追及すると、実在するモデル「エミシ」の人物像も見えてくるのではないでしょうか。

もののけ姫だけではなく、映画やドラマを見てどう思うかは自由ですが、いろいろな考察をつなげていくと、アシタカは、誰もが惚れるイケメンだったように思います。