天空の城ラピュタで、一番有名な言葉といえば滅びの呪文であるバルスではないでしょうか？
そんなラピュタの呪文バルスですが、元ネタになった語源があると言われており、何語でどんな意味があるのか気になりませんか？
今回は、バルスには全文があるのか、元ネタの語源は何語でどんな意味があるのか深掘りしていきましょう！
Contents
【天空の城ラピュタ】呪文バルスの全文は？
天空の城ラピュタが大好きな友達と話をしててあの呪文を唱えるシーン良かったよね😃
リーテ ラトバリタ ウルス
アリアロス バル ネトリール
って言うたらドンびかれた😨
あっ、バルスの方ね🤯
好きのレベルがちょっと違った(笑) pic.twitter.com/S2WB29VUgD— 眠らぬ(固定ツイ見てね✨) (@nemuranusan) March 23, 2023
バルスの全文はあるのか、調べてみたのですが見つかりませんでした。
どうやら「バルス」の3文字で完成されている可能性があります。
たった3文字という言葉が滅びの呪文と言われているのは、不思議ですよね。
では、バルスについて解説していきましょう！
バルスについて徹底解説！
なりきり名場面展より「天空の城ラピュタ」
フラップター操縦するドーラ越しシータの構図いい🙆♂️#ジブリパーク pic.twitter.com/z2eDJAsaCh— まめま (@kow99) January 6, 2023
バルスは滅びの呪文として、伝えられてきました。
バルスには「閉じよ」という意味があるため、そこから滅びの呪文として代々伝えられてきたのかもしれません。
シータ自身も祖母から滅びの呪文としか伝えられておらず、実際に使用したらどうなるかは分からなかったと思います。
また、バルスという3文字は最後のフレーズでパズーがシータに飛行石を触らせる前にシータが前文を唱えていたのではないのか？と囁かれています。
その場合、シータがパズーにバルスを教えた瞬間に発動しなかったのは、おかしいのではと疑問が出てきます。
ただ、パズーがバルスを聞いた時にシータは飛行石を触っていないことから、主人であるシータが触れていない、身に着けていない時には発動しないのかもしれません。
もしそうだとしたら、バルスには全文がある可能性も否定できないですが、残念なことに全文については見つけることができませんでした。
バルスに全文があったとしたら、一体どんな感じだったのでしょうか。
他の呪文の全文もご紹介！
天空の城ラピュタ🎥
シータを奪い返すシーン
このシーンは何回見ても胸が震えて涙が止まらない…もう37年前の映画だけど、この奪還シーンを越えるシーンは無い…この先も現れないと思う。
ツィートしてる今もシータとパズーの２人に涙が溢れ出している😿
本当に名シーン😻 pic.twitter.com/meMqUwMLtR
— ヨシムネ (@LxBMIwIrZfI3WgH) May 5, 2023
天空の城ラピュタには、バルス以外にも呪文が出てきます。
その1つがシータが祖母から困ったときに唱えなさいと言われた呪文で、「リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール」です。
この呪文の意味は「我を助けよ、光よよみがえれ」になります。
長いで有名な呪文でもあり、全文を覚えている方いますか？
私は、覚えきれませんでした。
劇中では、この2つしか出てきていませんが、設定上他にも呪文が存在しています。
その呪文が「レヂアチオ・ルント・リッナ」と「シス・テアル・ロト・リーフェリン」の2つです。
レヂアチオ・ルント・リッナは「ものみな静まれ」という意味があり、シス・テアル・ロト・リーフェリンには「失せしもの汝姿を現せ」という意味があります。
この2つの呪文は映画の準備稿段階では描かれていたシーンで使われていたようですが、完成した映画では使用されていません。
劇中でどのように使われていたのか、見てみたかったですね。
【天空の城ラピュタ】呪文の元ネタと語源は何語で意味は何？
#下から煽りって素敵やん
天空の城ラピュタより、フルスクラッチ タイガーモス
ガラスに乗せて撮影しました(^^)/ pic.twitter.com/iejxq5HiVj— どろぼうひげ (@doro_hige) April 27, 2023
天空の城ラピュタで、シータが使用している呪文は「ラピュタ語」という架空の言語です。
そんなラピュタ語ですが実は、元ネタになったと言われる語源があります。
それが、以下の3つです。
- トルコ語が元になった説
- ピジン語が元になった説
- ケルト語が元になった説
なぜ、この3つが元ネタになったのか見ていきましょう！
トルコ語が元になった説
「バルス」（barış/バルシュ）はトルコ語で平和の意味
★天空の城ラピュタ pic.twitter.com/KqqRCf5p5T— アニメの噂 (@animeno_) March 29, 2023
まずは、トルコ語が元になったという説です。
トルコ語には元々「barış（バルシュ）」という言葉があり、何故この言葉が元ネタになったかと言われているのでしょうか。
その理由として、バルシュには「平和」という意味があるからです。
しかし、ラピュタ語では「閉じる」という意味のバルスとトルコ語の「バルシュ」ではちょっと意味が違うのでは？と思いますよね。
ただ、劇中を見る限りシータは自身が飛行石を捨てなかったことに対して後悔していることをパズーに零しているシーンがありました。
争いの元になるくらいなら、捨てればよかったとパズーにも海賊になってほしくなかったと思いを伝えており、ムスカと対峙した時も一貫して平和を望んでいましたね。
最終的にはパズーと一緒に、バルスを唱えたことでラピュタは崩壊しました。
このことから、ラピュタが崩壊したことで平和になったという解釈により、トルコ語の「バルシュ」が元ネタになっているのではと言われているようです。
ピジン語が元になった説
天空の城ラピュタの展示へ pic.twitter.com/urBPnJp7Kv
— ジェシー (@minor_seal2022) April 29, 2023
2つ目の元ネタと言われている語源は、ピジン語です。
ピジン語とは2か国語が混合してできた通用語になります。
その中にある、トク・ピシンという通用語になんと、バルスという言葉がありました。
トク・ピシンでのバルスには「飛行機」という意味があり、劇中にも飛行船などが出てくることと宮崎監督も航空機が好きなことから、着想を得たのではないでしょうか。
他にも、宮崎監督が影響を受けた漫画家でもある諸星大二郎さんの漫画内にも飛行機の意味を持ったバルスが出てくることから、こちらの影響もあるのではないかと言われています。
結果、この2つの理由からラピュタ語の「バルス」は、ピジン語が元になっているのではと言われているのです。
ケルト語が元になった説
名古屋旅ジブリパークに行ってきた#30。ここも見逃せない大行列の天空の城ラピュタのロボット兵。TikTokとか動画のハードルの低さ見てると写真撮るという行為も次世代では変わってそうで大掛かりなアトラクションでなくとももうちょい動きとかの演出とかあってもいいのかも#ジブリパーク #Ghiblipark pic.twitter.com/UCQdkBPJB1
— 七咲 智 (@Dj_Dendrobium) April 29, 2023
最後に元ネタと言われているのが、ケルト語になります。
そもそも、宮崎監督はラピュタ語について「口から出まかせ」と語っていたのです。
もちろん、口から出まかせと言っても元ネタはあるようで、宮崎監督は参考にした言語のことも語っており、その言語がケルト語でした。
ケルト語は、元々ヨーロッパで広く栄えていたケルト人が使用していた言葉です。
また、天空の城ラピュタのモデルとなった舞台は、イギリスのウェールズ地方が挙げられているためケルト語も参考にしたのではないでしょうか。
このことから、バルスの元ネタの語源はケルト語なのでないのかと言われています。
まとめ
#Nowplaying “天空の城ラピュタ” から “13 ラピュタの崩壊” – 久石譲 pic.twitter.com/j3bVYcPFWV
— ガンバ (@gammba) April 22, 2023
ここまで、ラピュタの呪文バルスの全文は？元ネタ語源は何語で意味は？を見てきました。
バルスの元ネタになった語源は複数あり、「トルコ語」・「ピジン語」・「ケルト語」どちらも可能性が捨てきれないものばかりでしたね。
元ネタの語源で一番有力なのが「ケルト語」で、その次が「トルコ語」になっています。
しかし、元ネタの語源から意味を考えるとどれもしっくりきそうで、それぞれの語源の意味を全部持ってきていたら、一番素敵ですよね。
また、バルスの全文は見つけきれませんでしたが、他の呪文の全文はどれも覚えるのが大変そうでした。
ラピュタに出てくる呪文は、シータが正当なラピュタの後継者であることを裏付けするために出てくることも分かり、ラピュタを観るたびに楽しみが増えていきそうです。
ラピュタに出てくる呪文は何語とも言い切れないところに魅力があり、意味を考えながらもう一度、天空の城ラピュタを鑑賞すると一味違った視点で楽しめるのではないでしょうか。
