「天空の城ラピュタ」は、1986年8月2日に公開されたスタジオジブリ初の長編アニメーション映画。
オープニングからラピュタ帝国の過去と滅びるまでが描かれているのが印象的ですよね。
そんな「天空の城ラピュタ」ですが、実はピュタ帝国が滅んだ理由というのは、物語の中ではっきりとは明かされていません。
ラピュタ族は700年前、疫病から逃れるために地上のゴンドアの谷へ降り立ちます。
その際、あまり知られていないラピュタ族の裏話があったのだとか!
そこで今回は、ラピュタが滅んだ理由は何なのか、700年前の疫病からゴンドアの谷へ逃れた裏話も合わせてご紹介します♪
Contents
【天空の城ラピュタ】滅んだ理由は何?
部屋の壁に『天空の城ラピュタ』の劇場用第3弾ポスター貼ったんですけど良い感じです。 pic.twitter.com/fXwyvCjpyP
— 白群 (@byakugun_122613) April 19, 2023
「天空の城ラピュタ」は、ラピュタ帝国を巡りパズーとシータが冒険するストーリーとなっています。
そのラピュタ帝国は700年前に滅んだとなっていますが、その理由は徳間書店のロマンアルバムの中にありました!
それは、原因不明の疫病が流行ったため、それに対抗するすべもなくラピュタは滅んだとなっているのです。
その他にもラピュタが滅んだ理由はあるのではないかと思い、私なりに考察してみましたのでぜひご覧ください!
疫病が原因で滅んだ?
今日のポッポちゃんです🥰✨
今日は天空の城ラピュタに登場してます😊✨ポムじいさんから飛行石の話を聞いてポッポちゃんも興味津々です🤔✨#ポケモンGO#ポッポファンクラブ#ヒーリングバード pic.twitter.com/6VGAm9aR6e
— ゆう@ヒーリングバード (@ytsm0427) May 5, 2021
ラピュタが滅んだ理由は、正体不明の疫病により滅んだという説。
これは徳間書店ロマンアルバムにもありました。
700年前、ラピュタ族は最高の富を持ち贅沢の限りを尽くしていたのですが、正体不明の疫病に襲われ、人々はバタバタと倒れていき、王の決断で地上に降りたんだとか。
この疫病というのが、免疫機能を侵す病気だったようで、人々は瘦せ衰え少しの病気でも耐えきらなかったようです。
その後は疫病は治まりましたが、ラピュタ族は地上での暮らしが良かったためにラピュタには戻らず、空中都市は完全に放棄され役割を終え滅んでいったのでしょう。
その他にも滅んだ理由を考察!
ついに明日だー✨
仕事と家のこと早く終わらせてゆっくり見れるように頑張ろ!!
ラピュタに着いてから中庭を散策するシーン、すごい好き!文明は滅んだけど、残った動物達は静かに暮らせてるのが見えてなんかいい!
大好きなあの子達も出る🦊✨ pic.twitter.com/Y8PsBS0VB7— 狐桜 (@B1DLNtQs4Yd5KL0) August 11, 2022
ご紹介したようにラピュタが滅んだ理由は徳間書店のロマンアルバムにも詳しく書いてありましたが、それだけが原因ではないと思ってしまうのがジブリファンの方たちですよね。
他に考えられる滅んだ理由はこちらの2つ!
- 科学の力に頼りすぎた
- 王がいなくなり飛行石の力がなくなった
それでは詳しく見てみましょう!
①科学の力に頼りすぎた
ラピュタが滅んだ理由1つ目は、科学の力に頼りすぎたからだと言われています。
ラピュタ帝国は科学がとても発展しており、その自信から「絶対安全」だと思っていました。
しかし、物語の冒頭でラピュタが自然災害(雷)により地上へ落下したような描写があり、いくら素晴らしい科学をもってしても、自然の驚異には敵わなかったということなのではないでしょうか。
また、その優れた科学が一部の歪んだ心を持った継承者に利用されて、兵器や破壊、殺りく、独裁などの悪いことに使われることを恐れ、滅んだという説もありました。
②王がいなくなり飛行石が力をなくした
ラピュタが滅んだ理由2つ目は、ラピュタの王がいなくなり飛行石が力をなくしたからという説です。
巨大な飛行石がすべての科学を稼働させていたのですが、呪文を唱える王がいなくなったことで、力がどんどん失われていきました。
その王の血を引き継いでいたのが、シータやムスカ大佐。
シータが持っていた飛行石をムスカが狙っていたのは、ラピュタの力を手に入れ世界を支配しようと考えていたんですね。
【天空の城ラピュタ】700年前の疫病からゴンドアの谷へ逃れた裏話もご紹介!
最近絵が描けてないので
過去に描いた絵を集めてみた
シリーズ~!???天空の城ラピュタ編
パズーがシータの飛行石を
見ている絵は
絵を書き始めて二枚目の作品で
思い入れがある。
日付見たら去年の6月
なっつかしー。
(その後、母にプレゼント)明日は仕事休みなので
描けるかな😅 pic.twitter.com/Fch0I2upRK— A-Gira (@AGIRA06140236) March 15, 2022
シータの故郷ゴンドアの谷の歌には、700年前ラピュタ族が疫病から逃れるために地上へ降りたことで悟った思いが歌われています。
地上のゴンドアの谷での生活では、今まで得られなかった自然や幸福を感じることができた暮らしをしていました。
どういうことなのか、詳しく見てみましょう!
シータの故郷の歌「ゴンドアの谷」
『天空の城ラピュタ』初期案では、坑道に降りたシータとパズーたちが迷い込んで、飛行石がギンギンに光る場所に入り込むというシーンが考えられていました。しかし実現せず、代わりにポムじいさんと出会ってから、石たちが共鳴する、というシーンが作られました。 pic.twitter.com/Sd6YPRnceO
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) March 15, 2023
土に根をおろし、風とともに生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう
これはシータの故郷、ゴンドアの谷の歌。
この歌には、ラピュタ族が逃げた先のゴンドアの谷で生活をすることで、今まで得られなかった自然に囲まれた暮らしをし、地上での暮らしで幸福や愛を感じながら悟った歌でもあるのです。
病気が収まっても空中都市に戻らなかったのは、それまで科学に囲まれ人工的な都市に暮らしてきたラピュタ族が、地上に降りて本物の土や水などの自然に触れたことで、どんなに優れた科学よりも価値があることに気付いたのでは。
シータも、恐ろしい武器やロボットを操っても土からは離れて生きられないということを言っていました。
ラピュタ族にとってゴンドアの谷での生活は、ラピュタ帝国で暮らしていた頃よりもこの上なく幸せな暮らしだったのでしょう!
王家は姿を隠しながら生きていた!
天空の城ラピュタ その後
パズーとシータは別々に暮らしていたが文通で交流
そしてパズーはオーニソプター(鳥みたいな小さい飛行機)を完成させて
半年後に花束を持ってシータと再会
だそうです💐 pic.twitter.com/siv6CYgtMs— たら太 (@okustet) August 12, 2022
ラピュタ族の王家は疫病から逃れた後、ゴンドアの谷で姿を隠しながら生き延びていたのです。
原因不明の疫病が流行ったからとはいえ、国を捨てた王族なので姿を現すことができなかったのでしょう。
また、高度な文明で世界を支配していたため、報復を恐れて身を隠して生活していたことも考えられます。
その隠れた暮らしの中で、ラピュタの王家の末裔であるシータやムスカが誕生したので、滅んだといっても、血を引き継ぐ者がいればラピュタはまた復活するということをムスカが言っていました。
滅んだと言われている天空の城ラピュタは、700年経った今でも空に浮かび彷徨っています。
まだ王の血を引き継いだ者がいるうちは、主の帰りを待っているのかもしれませんね!
まとめ
僕は複数のラノベ専門学校やシナリオセミナーに行ったが、どこでも「優れた物語」のお手本で『天空の城ラピュタ』の名が出る。だが世代人なら覚えているが公開時ラピュタは興収がナウシカを下回り「期待外れ」と言われたのだ。その後、繰り返しTV放送され高視聴率を取る。初公開の86年に何があったのか pic.twitter.com/f1w4HNjXSn
— おちょご㌠ (@chogo2009) April 14, 2023
今回は、ラピュタが滅んだ理由は何なのかを調査してみました!
一番有力なのは、原因不明の疫病が流行ったため、それに科学が対抗できずに人々が倒れてしまったというのが滅んだ理由の1つです。
他にも自然の驚異に科学が負けたという説もあり、疫病だけが原因ではなく様々な要因が重なって滅んだのでしょう。
また、700年前の疫病からゴンドアの谷へ逃れた裏話も合わせてご紹介しましたが、王家は国を捨てて逃げたため、ゴンドラの谷ではひっそりと隠れて暮らしていたようでした。
それでもラピュタ族が地上に定住したのは、人工的に作られた国よりも本物の自然に触れ、それに幸福や愛を感じたため、ゴンドアの谷で暮らし続けたのだと思います!
このような裏話がありましたが、やはりどんなに優れた科学があったとしても、自然は人の心を動かす素晴らしい力が秘められているのですね。
滅んだ理由を改めて詳しく知ることで、次に「天空の城ラピュタ」を見るときはまた違った思いを持ちながら楽しめるのではないでしょうか♪