【天空の城ラピュタ】のロボット兵といえば、逆三角形の胴体と長い手が特徴的でジブリ映画のマスコットキャラとしても人気ですね。
ところでこのロボット兵、どんな名前なのでしょうか?
また、元ネタとなったモデルがあることもあまり知られていないはず。
動力源には何が使われているのか、シータにお花を渡すシーンからどんな意味が読み取れるのか、疑問の多いキャラクターなのですがお話の中では説明がありません。
実はロボット兵については映画から推測できることとは別に、作中では語られない設定があるのです。
ロボット兵に名前はあるのか、元ネタやモデルについて、また動力源やお花を渡す行動の意味など、詳しく調査しましたのでご紹介していきます!
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【天空の城ラピュタ】ラピュタのロボット兵の名前は?
わたしはラピュタがいちばんすきで、ジブリのキャラクターの中でロボット兵がいちばんすきなんだけど、今日は推しに会えたのでとても幸せ。島もジブリも最高だった。GW頑張れそう🙌🙌🙌 pic.twitter.com/BDp1YUKIaD
— れなぼう@ぱんと旅館 (@RnB_ppp) April 23, 2023
ラピュタ文明と同じく、あまり明確に説明されていないロボット兵ですが、実はちゃんと設定があるのです。
まず、ロボット兵の名前は…特になし!
見た目でロボットとわかればいいという宮崎駿監督の意向があり、特に名前はつけられなかったとのこと。
また、【天空の城ラピュタ】に登場するロボットは複数種類があることは知っていますか?
実は登場していない種類も含めると3種類の設定があったということがわかりましたので、ご紹介したいと思います♪
ロボット兵の名前はない
#興味ない人には見分けがつかない
ルパン三世最終回のラムダ
ラピュタのロボット兵 pic.twitter.com/ETptBOPCQh— みい (@uvatmmtofFKigON) October 28, 2021
ロボット兵の名前はないのですが、ロボット兵にそっくりなキャラクターが別の作品にも登場しているんです。
宮崎駿監督が「照樹務(てれこむ)」という名前を使って演出・脚本を担当した【ルパン三世『さらば愛しきルパンよ』】にロボット兵そっくりなキャラクターが登場。
この作品のロボットは「ラムダ」「シグマ」という名前で登場しており、ともにギリシャ文字に由来しています。
もし、【天空の城ラピュタ】のロボット兵に名前がついていたとしたら無機質な数字やアルファベットなどで表現していたかもしれませんね。
ちなみに、宮崎駿監督は【ルパン三世】で登場したロボットの時計の中みたいな顔が気に入り、テレビで生かしきることができなかったので【天空の城ラピュタ】でも登場させたのだとか。
ロボットには複数種類がある!
ロボット兵ラムダ
言っておくが、ラピュタのアレとは違うからね!オイルで動いている感じがしてイイんですよねぇ。 pic.twitter.com/mweSAUmZLv
— しゃーくふかまち (@3veCcazjPT3wVbM) September 2, 2022
【天空の城ラピュタ】には園丁用ロボット、戦闘用ロボットが登場し、作中には登場しなかったものの看護用ロボットも含めると3種類。
全てのロボット兵はラピュタ人に忠誠を誓っており、飛行石に反応して作動しているのです。
顔の真ん中にある2つの目のような発光体は人間とコミュニケーションをとる機能が備わっており、シータはロボット兵の意図がわかるようでしたね。
それぞれの特徴をまとめましたので、チェックしてみましょう!
戦闘用 | 園丁用 | 看護用 | |
能力 |
|
|
不明 |
見た目 |
|
|
不明 |
特徴 |
|
|
不明 |
ラピュタ人は高い文明水準を持っていたので、もしかしたらこれ以外のロボットもいたかもしれませんね!
【天空の城ラピュタ】花の意味やロボット兵の動力源・元ネタとなったモデルも調査
#天空の城ラピュタ
ラピュタで1番好きなのはロボット兵。
例えそれがプログラムされた行動でも、主人に寄り添い、失っても尚、花を手向け続けるあの子を見ると涙腺崩壊する。 pic.twitter.com/VE1y8ZkQ1e— みきりん💙💛ฅ’ω’ฅ (@h2walkure2m2k) August 30, 2019
ラピュタに辿り着いたパズーとシータが出会った園丁用ロボットが、シータに花を差し出すシーンは有名ですよね。
無機質なロボットの手とお花は真逆のイメージですが、不思議と園丁用ロボットの繊細さや優しさを感じるシーンでもあります。
また、このロボット兵たちの動力源はおそらく飛行石に関連したものなのですが詳細は不明で、未だに謎の多いキャラクターなのです。
さらに、元ネタとなった「ラムダ」にもさらに元ネタがあるということでそちらについてもまとめました♪
花の意味は園丁用ロボットの優しさの証
テト(キツネリス)って「天空の城ラピュタ」にも登場してたのね。あのお話も最後号泣するんだよねー優しいロボットが昇っていくとこ(*´∀`) #風の谷のナウシカ pic.twitter.com/bMnfdKzMI1
— くるみ (@dwjewjd) January 4, 2019
シータとパズーの乗った船が小鳥の巣の上に乗ってしまい、それをどけてあげた園丁用ロボット。
そのお礼なのか、園丁用ロボットはシータとパズーにラピュタの内部を案内するかのように歩いていきましたね。
また、墓守のような存在でもあるらしくお墓に花を添えたりと、ロボットでありながらまるで優しい心を持っているようにも見えます。
本来なら警戒心の強い動物や小鳥たちが戯れている姿を見ると、長い時間をかけて心を通わせてきたのでしょう。
シータにお花を差し出したのは特別な行動ではなく、動物たちに対するのと同じように接するいつもの姿であり、園丁用ロボットの優しさの証なのです。
ロボット兵の動力源は胸部分にある!
ロボット兵の仕様はいろいろあって、胸のエンブレムや色にはいくつか種類があります。
戦闘、看護、庭園の世話などで分類されています。
身長は3メートル44センチ、体重は238キロ。#天空の城ラピュタ #ラピュタ pic.twitter.com/IOEmeGuN1P— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) August 12, 2022
ロボット兵の動力源は飛行石と関係していると考えられるものの、正体は不明。
設定上は「形状記憶弾性セラミック」という伸縮自在で硬さの変化が可能な素材でできているそうですが実在はしていません。
ただ、戦闘用ロボット兵は胸の中心を打ち砕かれて停止したので胸部分に動力源があるのではといわれています。
また、元ネタ「ラムダ」にはさらにモデルとなった元ネタがあるのはご存知ですか?
アメリカのアニメ制作会社が1941年に作った【スーパーマン】に登場したロボット13号機が「ラムダ」の元ネタとのこと。
このキャラクターは現金を強奪するロボットだったそうですよ!
確かに両腕を翼のように伸ばして飛行する姿は似ている気がしますね。
まとめ
【ムビる】
4歳の子供達は「トトロ」や「魔女の宅急便」が好きで、DVDを観まくっているので、試しに「ラピュタ」を見せたらロボット兵大暴れシーンにギャン泣き😅「もう観ない〜」と言っていました…戦隊ヒーローの戦闘シーンと何が違うねん?
#ブリタイ pic.twitter.com/2wDlrOsgZN— ゲマ@サックス吹きのトレーニー (@gema0613) May 1, 2023
ラピュタのロボット兵は、宮崎駿監督が携わった別アニメで登場したロボット「ラムダ」「シグマ」が元ネタで、さらにアメリカのアニメをモデルにしてキャラクターが作られたとのことでした!
ラピュタのロボット兵には名前がつけられていないのでちょっと寂しいですね。
名前はないものの、用途によって種類が違うので詳しくまとめてみましたが見た目の違いなどには気づいたでしょうか?
園丁用ロボットはお墓に花を添えたり、シータに花を渡したりと、戦闘用ロボットとは違った魅力がありファンの間でも人気のキャラクター。
ロボットとお花、真逆のイメージではあるものの園丁用ロボットの優しさを意味するシーンだったと思います!
ロボット兵についてはラピュタ文明と同じく謎の部分が大きく、動力源が何なのかは不明。
胸部分に動力源があるようですが、飛行石が関係していること以外あまりよくわかっていないのです。
元ネタやモデルになったアニメにヒントがあるのかな?と思いましたが、全く違う作品なので【天空の城ラピュタ】に通じる要素はありませんでした…!
ラピュタ文明やロボット兵の謎など、どんな意味を持っているのか考えながら作品を見るとまた違った楽しさがありますね♪