思い出のマーニー

マーニーの正体は何者?杏奈との関係や名前の由来を解説|思い出のマーニー

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2014年に公開されたスタジオジブリ作品「思い出のマーニー」は、「借りぐらしのアリエッティ」に続き、米林宏昌監督による第二弾の長編アニメーション映画です。

心を閉ざした主人公杏奈が療養先で出会った湿地屋敷に住むマーニーと出会い、一緒に過ごしていくうちに心を開いていく物語。

「思い出のマーニー」は一度見ただけでは少し難しく、どういうことだろう?と思ってしまうぐらい不思議な雰囲気の映画ですよね。

このマーニーの正体は何者か、そして杏奈とはどんな関係なのかは物語の最後で分かるのですが、それまでは理解するのが難しいかもしれません。

そして、マーニーの名前の由来を知っていますか?

ぴよ吉
ぴよ吉
名前の由来なんてあるの?

マーニーの名前の由来を知ることで、今までどんな時を過ごしてきたのか分かるかもしれません。

そこで今回は、マーニーの正体は何者なのか、杏奈との関係や名前の由来をネタバレ解説します。

 

【思い出のマーニー】マーニーの正体は何者?

マーニーはこの物語では杏奈の次に大切な中心人物ですよね。

物語のなかで、杏奈は彼女のことを想像の友達と言っているシーンがありました。

しかし、ただの想像の友達とは違ったようで、物語の終盤でその正体が分かります!

マーニーの正体を最後に知ることができ、すごく感動的でしたよね。

ぴよ吉
ぴよ吉
あのシーンがクライマックスだったよ~!

マーニーの正体はいったい何者なのか、そもそも屋敷でマーニーと会えたのはなぜなのでしょうか。

 

マーニーの正体は、幼少期の杏奈のお婆さんだった!

マーニーは杏奈のお婆さんでした!

マーニーは小さい頃に両親を亡くし、母方の祖母に育てられました。

そのお婆さんに育てられているときに聞かされていた、お婆さんの幼少期の過去の話から出来上がった想像の友達だったと考えられます。

もちろん、杏奈が出会ったマーニーが幼少期のお婆さんだとは想像もしていなかったでしょう。

物語の終盤でマーニーが実はお婆さんだと分かったときはとても驚いていましたよね。

ぴよ吉
ぴよ吉
いないはずのおばあちゃんが現れるなんてびっくりするよね!

 

お婆さんであるマーニーに会えたのはなぜ?

お婆さんであるマーニーに会えたのは、杏奈の幼少期に聞かされていたお婆さんの思い出話が、杏奈の記憶のかたすみに残っていたからではないでしょうか。

療養先の海辺の村で湿地屋敷を見つけたことによって、そのお婆さんの思い出話が少しずつよみがえり、夢や妄想によって現れたのだと思います。

まだ12歳という少女の杏奈。

物語のなかの杏奈は、内気で心を閉ざしていて精神的に不安定な時期だったのもあるかもしれません。

せめて夢や妄想の中では心を落ち着きたかったという願望もあったのかも。

ぴよ吉
ぴよ吉
幼いながらに逃げ道が欲しかったのかな。

その証拠に、マーニーと出会ったことで精神が安定し、精神が安定するにつれてマーニーに会えるのが少なくなっていきます。

それだけ彼女の存在は大きかったのかもしれませんね。

 

【思い出のマーニー】マーニーと杏奈との関係や名前の由来をネタバレ解説

マーニーが杏奈のお婆さんということが分かりましたが、杏奈とはどんな関係性なのでしょうか。

マーニーは湿地屋敷に住んでいる少女ですが、杏奈以外には見えない存在です。

杏奈の前にしか姿を現さないのはどういうことでしょうか。

そこにはマーニーという名前の由来にも関係がありそうな気がします。

物語では、すごい波乱万丈な人生を送っているようですが…。

マーニーは一体どんな人生を送ってきたのでしょうか。

ぴよ吉
ぴよ吉
波乱万丈とは…気になる。

杏奈とマーニーの関係性と、マーニーの名前の由来を合わせて解説していきます!

 

杏奈とマーニーは親戚関係!

杏奈とお婆さんであるマーニーは孫と祖母の関係でした!

杏奈の両親は幼いころ両親を亡くしており、祖母に1年間だけ育てられました。

たった1年間だけだったのに、その頃に聞いた祖母の思い出話が少しでも記憶に残っているというのは、それほど印象が強い話だったんだろうと想像つきますね。

ぴよ吉
ぴよ吉
子供の頃の記憶って忘れられないことあるよね。

その後、祖母が病気になり先立たれてしまい、しばらくは施設でくらし里親の養母のところへ引き取られたということでしょう。

杏奈が施設から養母のところへ来たときに持っていたという古い写真から、マーニーが杏奈のお婆さんだったと知ることになったというわけです。

杏奈自身もまさか、心のよりどころにしていたマーニーがお婆さんだったとは思いもよらなかったでしょうね!

 

マーニーの名前の由来はどこから?

マーニーの名前の由来はアメリカからで、意味はハピネスだそうです!

マーニーの本名はマリアン。

映画のマーニーの姿は金髪で、瞳も青色ですよね。

ということは、マーニーはアメリカ人なのでしょうか。

それについてははっきりとした答えはなかったのですが、マーニーの母親は日本人でパーティで知り合った欧米の商社マンとの間に設けた子がマーニーだったようです。

ということは、マーニーはハーフで日本で暮らしているから日本語が堪能だったんですね。

しかし、マーニーの幼少期は悲しい暮らしをしており、両親からはネグレクト状態で使用人たちからはいじめられていたようです。

その後夫にも先立たれ、一人娘の絵美里(杏奈の母親)とも死別。

なんとも悲しい過去を過ごしていたんですね…。

しかし、名前の意味でもあるハピネスという言葉の通り、常に前を見続けどんなことがあっても明るく笑顔で過ごしていました。

ぴよ吉
ぴよ吉
なんて健気なんだ…。

幼い杏奈にもどんなことがあっても笑顔で明るく育ってほしいと話しているシーンがあります。

杏奈自身も当初は活発でよく笑う子だったようです。

しかし、色々なことが原因で心を閉ざしてしまいました。

その心を癒すために杏奈の前に現れたのかなとも考えてしまいますね。

杏奈は元々、明るく元気な子だと祖母であるマーニーも分かっていたからどんなことがあっても笑顔で明るく育ってほしいと言っていたのではないでしょうか。

 

まとめ

マーニーの正体が何者なのか不思議でしたが、杏奈のお婆さんだったとは驚きでした!

杏奈の前に現れたのが、幼少期のお婆さんということは…お婆さんはすでに亡くなっているわけなので、幽霊?妄想?と不思議な存在のようです。

しかし、杏奈にとってマーニーはなくてはならない存在でした。

杏奈とマーニーは孫と祖母という関係でしたが、とても複雑な背景があったようです。

「思い出のマーニー」は内容を理解するのが難しくもありますが、家族をテーマにした作品だったのでしょう。

ぴよ吉
ぴよ吉
何回も見返したら分かってくるのかも!

そして、マーニーの名前の由来はアメリカだったようで、マーニーの髪も金髪で瞳も青色だったのも納得できますね。

マーニーの壮絶な過去も分かり、心を閉ざしていた杏奈の前に現れたのも何か意味があったのかもしれません。