2017年に公開された「メアリと魔女の花」は、魔女の花をきっかけに魔法世界に迷い込んだ、少女メアリの冒険物語。
映像などから「メアリと魔女の花」はジブリ作品だと思っている人が多いようですが、ジブリじゃないんですよ。
実際に作品を見た人は、魔女の宅急便やラピュタのパクリじゃないか、駄作で大コケの作品だと厳しい感想も。
確かに「メアリと魔女の花」はジブリじゃないのに、魔女の宅急便やラピュタをどこか彷彿とさせますよね。
魔法と冒険にワクワクして面白い作品だと思うのですが、パクリじゃないか、大コケの駄作だと言われてしまうのはなぜなのか、詳しく調査したいと思います!
Contents
【メアリと魔女の花】はジブリじゃないの?
今日メアリと魔女の花を日本語で映画館見に行った!やったー
本当に好きだった!ジブリじゃないけどアニメーションはかっこいい!
それにピーターの声優はやばい、ずっとドキドキしてた
好きだったので水彩絵具で書きたかった pic.twitter.com/a7pIZW7yvs— 芦屋 (@SoRumDiary) March 6, 2018
勘違いしている人も多いですが、「メアリと魔女の花」はジブリではありません。
ビジュアルだけ見ても、確かにジブリの作品だと勘違いしてしまいそうですが、本作はスタジオポノックの長編アニメーション映画。
実は私、今までずっとジブリ映画だと思っていたんです。(汗)
広告や予告映像を見ても、ジブリの新作だと信じて疑わず、違うと知ったときは本気で驚いてしまいました。
ジブリ作品だと勘違いされる理由と、スタジオポノックについて詳しくみていきましょう!
ジブリっぽいけどジブリじゃない
メアリと魔女の花は
ジブリなようでジブリじゃないから pic.twitter.com/phmtSqaqB4— ✴︎coco✴︎ (@qvya_e) August 31, 2018
公開から6年経った今でも、ジブリだと思っている人は多くいるようですね。
ジブリじゃないのに、ジブリっぽいのはなぜか…それもそのはず、「メアリと魔女の花」の監督は米林宏昌さん!
米林宏昌監督といえば、スタジオジブリの「借りぐらしのアリエッティ」や「思い出のマーニー」が有名なところですね。
本作の制作は『スタジオポノック』、代表取締役はジブリの「かぐや姫の物語」を担当したプロデューサーの西村義明さん。
この2人が制作するわけですから、ジブリっぽさが出てしまうのは無理のないことなのかもしれませんね。
スタジオポノックとスタジオジブリはどのような関係にあるのでしょうか。
スタジオポノックの作品だった!
『メアリと魔女の花』
ジブリの新作だ!..と思った方も多いのではないでしょうか?
実はジブリではなく、ポノックの作品となっております。
ポノックと言えば、『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』ですね。
ジブリでなくとも、ポノックの魅力を皆さんも観て下さい! pic.twitter.com/Mn8fSZ8lQb
— ryohei (@ryohei00000008) August 12, 2017
「メアリと魔女の花」の制作は、『スタジオポノック』の作品です。
スタジオポノックが設立された際には、スタジオジブリの子会社ではないかと話題になりましたが、ジブリとは関係のない独立した会社。
スタジオジブリ制作部門の解散を受け、ジブリを退職した、西村義明プロデューサーが立ち上げたのが『スタジオポノック』。
「メアリと魔女の花」はスタジオポノックの長編アニメーション映画、記念すべき1作目となるわけです。
監督はもちろん米林宏昌監督、制作に関わったスタッフの8割がスタジオジブリ出身だそう。
ジブリに似ていると言われることに関して米林監督は、スタジオジブリに20年間も在籍していたわけですから、「そりゃ似ます」と笑い飛ばしたとか。
いつの日かスタジオジブリに並ぶアニメ制作スタジオになっていく、これからのスタジオポノックが楽しみです♪
【メアリと魔女の花】魔女の宅急便やラピュタのパクリで大コケ駄作って本当なの?
【メアリと魔女の花】は
良く言えば、ジブリの集大成?
悪く言えば、寄せ集め?
観終わって気付くwww#メアリと魔女の花 #ジブリ #映画 #キャラデザ #物語設定 pic.twitter.com/XjSkd08F8E— ゆらくら88【四国YouTuber】 (@yrkr88_youtube) August 31, 2018
「メアリと魔女の花」は”魔女の宅急便”や”ラピュタ”など、ジブリ作品のパクリなのかと話題になりましたが、私は違うと思います。
例えば、キャッチコピーの『魔女、ふたたび。』、これが「魔女の宅急便」を連想させ、ジブリのパクリじゃないかとネット上で囁かれていました。
ですが実際は、赤毛の魔女だった過去を持つ大叔母シャーロットのあと、長い年月が過ぎて今度はメアリが魔女となったので、『魔女、ふたたび。』だったんですね。
なぜパクリと言われてしまうのか、「メアリと魔女の花は」本当に大コケ駄作なのか原因を探ってみましょう。
ジブリのパクリって本当?
ずっと録画して放置してた『メアリと魔女の花』を見ました
気づいたら(魔女宅だ、ハウルだ、アリエッティだ)って思いながら見ちゃってて、やっぱりジブリ…?っていう結論に至ってしまった…
それでもしっかり原作があるから普通に面白かったし、背景描写がとても綺麗でさすが米林監督ってなります pic.twitter.com/yf35cuBEA5— (@yolice_221B) October 28, 2018
ジブリのパクリだと言われていますが、実際のところパクリではないと思います。
「メアリと魔女の花」の制作陣は、スタジオジブリ出身者が多いので、似てしまうのは仕方ないのかも。
ただ、どうしても“似てる”と思うシーンがあるのも、事実なんですよね。(汗)
例えば、ほうきに乗って空を飛んだり、”使い魔”とされる猫が黒猫であることで、”魔女の宅急便”を連想します。
雲の中に浮いているエンドア大学は、まさに”天空の城ラピュタ”、あまりに似すぎていて驚いたのが正直なところ。
さらに驚いたのは、すべての魔法を消滅させるシーン、あれはラピュタの『バルス!』でした。(笑)
意外に共通点が多くあり、“パクリ”と言われる理由もわかりますが、本当にパクリかと言われると、やはり違いますよね。
新しく発表される作品が、前にある作品と比べられるのは仕方のないことで、似ているシーンがあるのは、ジブリに対するリスペクトではないでしょうか。
ジブリに20年間も在籍していた監督です、比較されるのがわかっていながらパクリの作品を作ることは、絶対にあり得ないと思うのです。
大コケ駄作と言われる理由を調査しました!
『メアリと魔女の花』
2017年公開肝心なシーンの背景が雑だったり描写に臨場感は無くストーリーもつまらない
コピーはオリジナルより劣る
呪縛から抜け出した作品を待ちたい#映画好き pic.twitter.com/9FSVxG0uJa
— ルネ (@rene_terroir) March 24, 2022
大コケだと言われている「メアリと魔女の花」ですが、興行収入から見ると32,9億円と、実際にはそれほど大コケの作品ではないのです。
ただ、ジブリ出身の監督が作る作品、数々の人気作を世に出してきたジブリの作品と比較されると大コケだと言われてしまうのかもしれませんね。
駄作だと言われる理由は大きく分けて3つあるようです。
- ストーリーが単純で面白くない
- ジブリ作品の寄せ集めみたい。
- 登場人物に感情移入できない。
ジブリのようなワクワク感がない、なぜこんなにジブリに寄せる必要があるのか…などジブリと絡めた、辛辣な意見が目立ち、“駄作”と評価されてしまうのでしょう。
『スタジオジブリ出身』という肩書きが呪縛のようについて回りますね。(汗)
主人公のメアリが嘘をついたり、情緒不安定すぎて共感できないなど、登場人物の気持ちに共感できない人も。
ですが、メアリが可愛くて好き、困難を乗り越えようとするのがいい、など高評価もたくさんあり、お子さんと一緒に見てほしい作品だと思います♪
まとめ
「魔女の宅急便」のキキとウルスラ
高山みなみさん一人二役?!
同じ人の声と思われへんよ
高山みなみさん凄い✨凄いと言えば
「メアリと魔女の花」の
エンドア大学の校長 マダムが
天海祐希さんにも驚きました‼️
全くわからんかった#ジブリ #声優 #高山みなみ #天海祐希 pic.twitter.com/94Mxnj74Td— 太陽研磨材(株)大阪営業所 ペンギン所長 (@taiyo79osaka) August 5, 2023
「メアリと魔女の花」はジブリじゃない、『スタジオポノック』が制作した作品だとわかりました。
魔女の宅急便やラピュタをはじめとするジブリ作品のパクリではないか、大コケで駄作だ、なんて声が多数あったのも事実。
ですが、スタジオポノックのスタッフは大多数が、スタジオジブリ出身なので、ジブリっぽく見えてしまうのは仕方のないことかもしれません。
魔女の宅急便やラピュタに似ているのは、パクリではなくジブリに対するリスペクトですよね。
それに「メアリと魔女の花」の興行収入は32億を超えているわけですから、大コケでも駄作でもありません。
そんなスタジオポノックの最新作となる『屋根裏のラジャー』が2023年12月15日から公開されます。
ジブリじゃない、スタジオポノックの最新作、楽しみですね♪