「プリンセスと魔法のキス」は2010年に公開された、ディズニーの長編アニメーション映画です。
主人公のティアナが、アフリカ系アメリカ人ということで話題になりましたね。
元ネタとなったのはどこの国なのか、実際にモデルになった場所や時代設定も気になるところ。
そしてなんと言っても「プリンセスと魔法のキス」はとても斬新な物語。
主人公のティアナが、カエルになった王子を人間の姿に戻すためにキスをすると、キスをしたティアナもカエルになってしまうのです!
カエルになった主人公が冒険を繰り広げるこの物語は、どこの国が元ネタとなっているのでしょうか。
モデルになった場所や、時代設定を徹底解説していきます!
Contents
【プリンセスと魔法のキス】どこの国が元ネタなの?
邦題 プリンセスと魔法のキス(2010)
原題 The Princess and the Frog(2009) pic.twitter.com/SXQ9hPlh7J— 映画ポスター記録 (@movieposterjpn) October 30, 2023
舞台となった国は、アメリカ・ルイジアナ州のニューオリンズ。
ニューオリンズは、フランスの植民地として建設されたのが始まりでした。
主人公のティアナが住むのはフレンチ・クオーターという地域。
実は、このニューオリンズはフランスの植民地でしたが、その後スペイン領であった時代もあり、さまざまな文化が色濃く残っているんです。
ティアナが料理上手であるのも、地域の文化になにか関係があるのかも♪
詳しく見ていきましょう!
物語の舞台はジャズと美食の街だった!
あまり知られてないA級映画特集
プリンセスと魔法のキス星に願いを唱える全ての未来のプリンセスへ、そしてかつてプリンセスに憧れた全ての女性にも観てもらいたい、私が最も愛するディズニープリンセス、貧しいニューオリンズのお姫様、ティアナの夢の物語!大好きです😃
白馬の王子様がどうした↓ pic.twitter.com/6PuLTiN6Pa
— ウォーケンuzedit (@uzedit1) October 9, 2022
アメリカ・ニューオリンズは、ジャズ発祥の地であることは有名ですが、アメリカでも有数の美食の街。
そのため、「プリンセスと魔法のキス」には美味しそうな料理がたくさん登場し、ジャズの音楽とともに物語を盛り上げてくれています。
小さい頃から料理好きなティアナが作った “ガンボスープ”や、甘い香り漂う“ベニエ”などのソウルフードが話題になりディズニー公式サイトからレシピの紹介がされたほど。
ワニのルイスがトランペットでジャズを演奏、王子はウクレレが得意など、素敵な音楽にも心が躍りますよね♪
「プリンセスと魔法のキス」は、ジャズと美味しい料理で心がほっこりする場所、ニューオリンズで繰り広げられるのです!
マルドニアってどこにある国?
『プリンセスと魔法のキス』アフリカの小国の姫ティアナはある日、自分は王子だと言う喋るカエルに出会う…という話だと勝手に予想したら、全然違ってビックリした!まさかのニューオリンズ!ジャズ!ヴードゥー教!一見ゲテモノで独特だけど、いざ味わってみるとハマるルイジアナ料理みたいな作品。 pic.twitter.com/LomDXoDWsj
— 深海心 (@deepseahearts) September 17, 2023
マルドニア王国は「プリンセスと魔法のキス」に登場する架空の国。
遊び人のナヴィーン王子は、親から勘当され、お金持ちの娘と結婚する目的でニューオリンズへやってきたわけです。
映画の中でナヴィーンが話す言葉が、マルドニアの言葉だとご存知でしょうか。
ちゃんと意味のある言葉だったんです。
- ファルディ・ファルドンザ→なんてこった!
- アビナーザ→さようなら
- アーシッダンザ→クールだ!
- アキダンザ→かっこいい!
これはポルトガル語と、フランス語を組み合わせて作られたオリジナルの言語だそう。
架空の国マルドニアですが、言語の設定もきちんとできていて、面白いですよね♪
どのシーンでこのセリフが出てくるのか、探してみてくださいね!
【プリンセスと魔法のキス】モデルとなった場所や時代設定を徹底調査!
Disney+「プリンセスと魔法のキス」
ガンボ!ベニエ!ニューオリンズ♪
頑張り屋さんのティアナ
わがまま王子のナヴィーン
音楽を愛するワニ
星に恋する蛍
エヴァンジェリーンの横に輝く星を見た瞬間に泣きじゃくりました
Ne-Yoも曲も良かったわ pic.twitter.com/HbT48hdJQW— ともとも (@tomotomo439) August 7, 2023
「プリンセスと魔法のキス」は、アメリカ南部のニューオリンズが舞台の物語で、実在する場所が舞台となるのは、ディズニープリンセス映画では初めてのこと。
時代設定は1920年代のニューオリンズ、実世界では黒人に対してジム・クロウ法という人種差別的な法律に苦しんでいる時代でした。
この時代の映画の世界で、黒人であるティアナが、ディズニープリンセスとして描かれているところも、見所のひとつかもしれません。
結婚式を挙げたのは実在する場所だった!
#映画の美しい瞬間を貼る
プリンセスと魔法のキスの結婚式でカエルから人に戻るシーン綺麗よねぇ pic.twitter.com/8ximzTaPgK— のっち (@nono65_earth) October 9, 2022
アメリカ・ニューオリンズにある観光地でも有名な“セントルイス大聖堂”がティアナとナヴィーンの結婚式を挙げた場所のモデルになった、と言われています。
映画の中での再現度は高く、実際にセントルイス大聖堂を訪れた人は、ティアナとナヴィーンの結婚式に出席しているような感覚になれるとか♪
映画の中のパレードは、ニューオリンズで年に1度行われる “マルディグラ”という実際にあるパレード。
この“マルディグラ”は、ブラジルのリオのカーニバルと同じくらい有名なカーニバルなんだとか。
映画のシーンと同じように、仮装や綺麗なフロートがたくさん出てパレードをする、華やかなお祭りで、観光客も大勢訪れるそう♪
ニューオリンズそのものが映画のモデルになっているので、行く先々で「プリンセスと魔法のキス」の世界観を感じられるのは素敵なことですね。
時代設定はいつ?
『プリンセスと魔法のキス』はニューオリンズの街並みがとても雰囲気があって凄く良いので是非。ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントみたいで好き pic.twitter.com/x2rVTycY4f
— ニニコ (@225_nini) July 4, 2019
時代設定は1920年代のアメリカ・ニューオリンズ。
ディズニー映画には珍しく、比較的に近代の設定となっていることと、実在する地域が舞台となっているので映画の世界をリアルに感じることができそう♪
「プリンセスと魔法のキス」は、ジャズ音楽やソウルフードなどが多く描かれていて、ニューオリンズの文化や風習がとても魅力的です。
貧しくも夢を追いかけ、幸せな日々を過ごす主人公のティアナ、親友は白人のお嬢様シャーロット。
1920年代のニューオリンズでは人種差別という問題を抱えている時代であったため、ティアナとシャーロットの関係には賛否両論。
2人の関係が、長く続く“人種差別”の将来に向けて、ポジティブに捉える人がいる一方で、「人種差別についてきちんと描かれていない!」との批判の声があったのも事実。
映画の時代設定から、その地域の抱えている問題や背景が見えてくるので、考えさせられることもたくさんあります。
ですが、決して興味があることばかりではありませんので、素直に映画の世界観を楽しむことが一番かもしれません♪
まとめ
プリンセスと魔法のキス
聞いてた評判通りのニューオリンズでランディニューマンな音楽達でした。曲こんなに好きなのによく今まで観てこなかったなリストに1作品追加されましたね。ストーリーはわかりやすいヴィランと愛と裏切りの王道感でリトルマーメイドを踏襲した感じがする。 pic.twitter.com/Kzb0fuJVnt— 水門 (@MI_LRD) February 27, 2022
「プリンセスと魔法のキス」はどこの国が元ネタであるのか調べて見ると、実在する地域や場所が舞台となっていました。
ジャズ音楽と美食の街、ニューオリンズ。
結婚式のモデルとなった場所などが実在していて、聖地巡礼をする人もいるとか♪
時代設定は人種差別というナイーブな問題が背景にあり、切ない気持ちになりました。
映画の舞台はどこの国が元ネタであるのか、モデルとなる場所や時代設定は、物語の大きな柱。
映画から学ぶことは多くあるので、1人でゆっくり見るのもいいですが、家族や大事な人と一緒に見ることもオススメします。
「プリンセスと魔法のキス」は2023年12月1日に、日本テレビの金曜ロードショーで放送されますので、お楽しみに♪