となりのトトロ

トトロの時代設定は戦争前?いつの時代背景か年代設定を調べてみた

となりのトトロ 戦後
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1988年に公開されたジブリ作品「となりのトトロ」ですが、この物語の時代設定はご存知でしょうか。

見た感じだとかなり昔の時代だということは分かりますが、戦後か戦争前のストーリーなのかまでは分かりにくいですよね。

ぴよ吉
ぴよ吉
服装とか昭和感が強いけど、どうなんだろう?

また、サツキの電話シーンで使っていた、今の時代からは見慣れない昔の電話があったのは覚えていますか?

初めて見たときは昔の電話だからだろうけど、不思議な使い方をするな~と思っていました(笑)。

いつの時代の電話なのか、興味がある方も中にはいるのではないでしょうか。

ぴよ吉
ぴよ吉
ビンテージ好きな人なら興味津々かも!

そこで今回は、となりのトトロは戦後or戦争前のストーリーなのか、電話シーンは昔のいつの時代のものかを調査してみました!

 

となりのトトロは戦後or戦争前のストーリー?

結論からいうと、となりのトトロは戦後のストーリーです!

物語の中のカレンダーの日付や電報の消印から、昭和30年代ということが分かりました。

しかし、宮崎駿監督が実は昭和30年代初期という設定はウソだということを言っていたのです!

ぴよ吉
ぴよ吉
戦後ではあるけど、年代が違うってこと?

どういうことなのか、とても気になりますよね。

詳しく見てみましょう!

 

戦後のストーリーでその根拠も徹底解説!

となりのトトロは、昭和30年代初期の設定ではないかと言われています。

なぜかというのは、こちらの画像をご覧ください!

となりのトトロ 戦後

出典元:https://ghibli.jpn.org/

サツキとメイのお父さんの部屋にあるカレンダーに注目して見ると、1955年5月となっているので昭和30年だということが分かりますね!

となりのトトロ 戦後

出典元:https://ghibli.jpn.org/

また、こちらの電報の消印には昭和32年8月11日とありました。

これらのことから、昭和30年代といっても不思議ではないですよね。

戦争が終わった年は昭和20年(1945年)なので、となりのトトロの時代設定は戦後のストーリーだということではないでしょうか。

また、サツキとメイが引っ越し先に向かっているときに乗っていたものがオート三輪でした。

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オート三輪は、戦後から昭和30年代から40年頃までが最盛期だったので、このことからも戦後のストーリーだと言えますね!

ぴよ吉
ぴよ吉
でも宮崎駿監督が、実はそうじゃないという衝撃発言をしているんだよね!?

これもまた有名な話なので、次のところで詳しく説明しますね♪

 

昭和30年代初期というのはうそ!?

インタビューで宮崎駿監督は、となりのトトロは昭和30年代初期はウソなんだということを言っていたのです。

また、「コクリコ坂から」のパンフレットにも、となりのトトロはテレビのない時代の1953年(昭和28年)を想定して作ったと語っていました!

作者である宮崎駿監督がそう言っているので、本当の時代設定は昭和28年ということになるでしょう。

ぴよ吉
ぴよ吉
カレンダーや消印はもしかしたら初期設定が残ったまま作ったのかもね。

ちなみに最初にサツキとメイがお母さんのお見舞いに行ったときのカレンダーは、昭和28年の日付の配置になっているんだとか。

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となりのトトロの電話シーンは昔のいつの時代のものかを調査!

カンタの家でサツキが電話していたのは「2号共電式壁掛電話機」と呼ばれるもので、大正末期から昭和初期にかけて使われていたものでした!

ぴよ吉
ぴよ吉
ビンテージ感があってカッコいいよね!

サツキは普通に使っていましたが、使い方も今の電話とは違い特徴があるのでしょうか。

調べてみると少し複雑で面白いので、その使い方も合わせてご紹介しますね!

 

大正末期から昭和初期のもの!

この時代には「デルビル磁石式壁掛電話機」や「2号共電式壁掛電話機」と呼ばれる電話がありました。

カンタの家にあったのは「2号共電式壁掛電話機」。

ぴよ吉
ぴよ吉
なんだか難しそうな電話だな…。

これらの電話は、大正末期から昭和初期の時代に使われていました。

この時代は電話が置かれている家が少なかったので、個人間でやり取りするのは難しかったようです。

サツキも最初は電報を受け取っていましたが、昔は電報が主流でこのような電話は公共施設や大きい店に置いてあり、個人では富裕層の人や会社が利用していました。

田舎では電話がないところがほとんどだったそうで、今の時代からは考えられない時代背景があったんですね。

かなり昔の電話ですが、なんと今でも使えるところもあるんだとか!

ぴよ吉
ぴよ吉
そうなの!?使ってみたい!

 

昔の電話の使い方をご紹介!

カンタの家にあった「2号共電式壁掛電話機」の使い方をご紹介しますね!

  1. 受話器を取り脇にあるレバーを回して電話交換手に繋ぐ。
  2. 繋がると電話交換手が「どちらへお繋ぎいたしますか」と聞かれるので、指定の番号へ繋いでもらう。昔は電話番号ではなく、掛ける先が東京なら「東京309」というような感じで各家庭に貼ってあったそうです。
  3. 電話が繋がり、会話ができる。

今と違って、電話交換手がいたりと使い方が複雑でしたね。

また、電話交換手はかかってきた電話の人の電話線を相手のところに差し込むので、差し込む場所を間違えて、全く知らない人に繋がってしまうことがあったらしいですよ。

ぴよ吉
ぴよ吉
あんた誰?ってなっちゃう(笑)。
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まとめ

今回は、となりのトトロは戦後or戦争前のストーリーなのか、電話シーンは昔のいつの時代のものかを調査してみました!

となりのトトロの時代設定は、物語に出てくるカレンダーなどで昭和30年代となっていたので、戦争前ではなく戦後のストーリーということが分かりましたね。

しかし、宮崎駿監督は実はテレビがない時代の1953年(昭和28年)がとなりのトトロの時代設定だと後に語っています。

ぴよ吉
ぴよ吉
実は昭和30年代はウソだって言っていてびっくりだよね!

また、サツキの電話シーンで使われていた昔の電話は「2号共電式壁掛電話機」というものでした。

いつの時代の電話なのかは、大正末期から昭和初期にかけて使われていたんだとか!

ぴよ吉
ぴよ吉
今も使っている人がいるんだって!

今では昔の電話でもビンテージとして飾られることがありますので、どこかカフェなどで見かけることがあるかもしれませんね。

もしこの電話をみつけて使用できたら、試しに使ってみてはいかがでしょうか♪